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【材料】ピンタレストが決算受け時間外で7%下落 売上高やARPUに失望感=米国株個別

(NY時間17:06)(日本時間07:06)時間外
ピンタレスト<PINS> 37.61(-3.11 -7.64%)

 デジタル画像検索収集サイトのピンタレスト<PINS>が時間外で7%の下落。一時2桁の下げも見せていた。引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益やEBITDAは予想を上回ったものの、売上高が予想を下回ったほか、ユーザーあたり平均売上高(ARPU)も予想を下回ったことが失望感を強めている模様。

 アナリストからは「同社のARPUはスナップ<SNAP>と同様に伸び悩んでおり、広告が回復していないことを示唆している」といった指摘も出ている。

 同社はダイレクト・レスポンス広告を提供することで、不安定な業界を乗り切ろうとしている。現在のレディCEOが就任した2022年当時、その広告は事業の3分の1しか占めていなかった。それがいまでは3分の2以上を占めるようになっている。ただ、今回はその努力がまだ実を結んでいないことを示している。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.53ドル(予想:0.48ドル)
・売上高:9.81億ドル(予想:9.90億ドル)
・月間アクティブユーザー:4.98億人(予想:4.87億人)
  北米:9700万人(予想:9625万人)
・ユーザーあたり平均売上高(ARPU):2.00ドル(予想:2.08ドル)
・EBITDA(調整後):3.65億ドル(予想:3.58億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):37.0%(予想:36.2%)

(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:6.90~7.05億ドル(予想:7.00億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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