【材料】関西ペが24年3月期業績予想を上方修正
関西ペ <日足> 「株探」多機能チャートより
自動車生産台数の回復により自動車及び自動車部品分野の売上高が想定以上に推移していることや、主に欧州の工業分野が堅調に推移していることが要因という。また、原価低減活動などの利益改善施策を継続的に推進したことも寄与する。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高4222億9400万円(前年同期比10.3%増)、営業利益413億9000万円(同71.3%増)、純利益539億4300万円(同3.2倍)だった。
また、欧州子会社カンサイ・ヘリオス・コーティングが、香港のヴァイルブルガー・アジア社の株式を取得し子会社化すると発表した。ヴァイルブルガー・アジア社は中国やインドにおいてフライパンやアイロンなどに使われるノンスティックコーティングや鉄道用塗料、ストーブや暖炉に使用される耐熱塗料など工業用塗料事業を展開する企業。取得価額は2447万8000ユーロ(38億8600万円)を予定。なお、24年3月期業績への影響は精査中としている。
出所:MINKABU PRESS