【市況】【市場反応】米12月ISM製造業景況指数/11月JOLT求人件数、ドル、売り買い交錯
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
全米供給管理協会(ISM)が発表した12月ISM製造業景況指数は47.4と、11月46.7から予想以上に改善し9月来で最高となった。ただ、14カ月連続で50割れと依然リセッション域。支払い価格は45.2と、8カ月連続50割れ。雇用は48.1と、11月45.8から上昇も3カ月連続で50を下回った。
同時刻に発表された米11月JOLT求人件数は879万件と、予想882.1万件を下回った。10月分は885.2万件と、873.3万件から上方修正された。
製造業が回復基調も依然リセッション域、求人件数も予想を下回ったが10月分は上方修正され米国債やドルは上下に振れた。米10年債利回りは4%を回復後、一時3.94%へ低下も再び上昇。ドル・円は142円80銭へ弱含んだのち、143円47銭まで上昇し12月21日来の高値を更新した。ユーロ・ドルは1.0939ドルへ上昇後、1.0910ドルへ反落した。
【経済指標】
・米・11月JOLT求人件数:879万件(予想:882.1万件、10月:885.2万件←873.3万件)
・米・12月ISM製造業景況指数:47.4(予想:47.1、11月:46.7)
《KY》
提供:フィスコ