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【市況】米国株見通し:底堅い値動き、早期利下げ期待で買戻し

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      4,784.50(-2.75)
ナスダック100先物  16,699.75(-20.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。長期金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


2日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは続落したが、ダウは終盤に持ち直し、25ドル高の37715ドルと最高値を更新した。この日発表された製造業PMIは昨年8月以来の低調な内容に下方修正され、景気の先行き不透明感を深めた。また、昨年12月の強気相場を背景に利益確定や持ち高調整の売りが強まり、指数を下押しする場面もあった。ただ、長期金利の上昇は抑制され全般的にディフェンシブ買いが相場を支えた。


本日は底堅い値動きか。今晩のISM製造業景況感指数とJOLTS求人件数は前回を上回ると予想され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を低下させる要因となりそうだ。半面、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がハト派寄りのトーンなら金利安に振れ、売りは縮小の見通し。5日の雇用統計はおおむね弱めの内容が観測され、割安銘柄には引き続き買いが入りやすい。もっとも、調整は継続し、指数の戻りは小幅にとどまるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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