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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):クラボウ、イーレックス、スズキ

クラボウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■クラボウ <3106>  2,706円  +277 円 (+11.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 クラボウ<3106>は急騰。19日の取引終了後、取得総数170万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.99%)、取得総額40億円を上限とする自社株買いの実施を発表。株式の需給面への好影響などを見込んだ買いを集めたようだ。取得期間は12月20日から2024年12月19日。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買付けを通じて取得する。あわせて発行済み株式総数の5%に相当する100万株を23年12月27日に消却することも公表した。

■イーレックス <9517>  746円  +62 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 イーレックス<9517>が後場一段高。同社はきょう、カンボジアのSPHP社と、同国鉱業エネルギー省との間でバイオマス燃料やバイオマス発電などのエネルギー開発に関する役割・協力関係を確認する覚書(MOU)を締結したと発表。これが材料視されたようだ。

■INV <8963>  61,100円  +4,900 円 (+8.7%)  本日終値
 19日に業績修正を発表。「今期経常を12%上方修正、分配金も152円増額」が好感された。
 インヴィンシブル投資法人 <8963> [東証R] が12月19日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年12月期の経常利益を従来予想の95.8億円→107億円(前期は89.1億円)に11.8%上方修正し、増益率が7.5%増→20.2%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒INVの詳しい業績推移表を見る

■DMG森精機 <6141>  2,671.5円  +130 円 (+5.1%)  本日終値
 DMG森精機<6141>は大幅高、2500円台前半のもみ合いを急速離脱の動きにある。19日取引終了後に23年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの525億円から530億円(前期比29%増)に上乗せした。前期に続く大幅ピーク利益更新となる。企業のオートメーション化ニーズを背景に複合加工機などが好調で収益を押し上げている。更に株主還元を強化、今期の年間配当は従来計画に10円増額し90円とした。配当は前期実績が70円でそこから20円の大幅増配となる。これを好感する形で投資資金を呼び込む格好となった。

■セプテニHD <4293>  470円  +16 円 (+3.5%)  本日終値
 セプテーニ・ホールディングス<4293>は反発。19日の取引終了後、子会社コミックスマートの一部株式を売却するのに伴い、24年12月期第1四半期に子会社売却益を計上する見込みと発表したことが好感された。株式売却後、セプテニHDのコミックスマート株式の保有割合は32.6%となり、連結対象から除外され持ち分法適用関連会社となる。

■日本オラクル <4716>  11,530円  +370 円 (+3.3%)  本日終値
 日本オラクル<4716>は続急伸で切り返し歩調が鮮明。同社は米オラクル<ORCL>の日本法人でデータベース管理ソフトでは業界断トツの実力を持つ。また、クラウドサービス分野も深耕するが、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込み業績は拡大基調が続いている。19日取引終了後に発表した24年5月期上期(23年6~11月)決算は営業利益が前年同期比10%増の383億2100万円と2ケタ成長を確保した。足もとの業績好調を評価する買いを引き寄せている。

■フタバ産業 <7241>  797円  +25 円 (+3.2%)  本日終値
 フタバ産業<7241>がマドを開けて大幅高。トヨタを筆頭株主とする自動車部品メーカーで売上高の7割以上をトヨタ自動車<7203>向けで占め、トヨタの自動車生産拡大の恩恵を全面享受している。24年3月期営業利益は前期比95%増の150億円予想と業績変化率が際立つ。アルミ製やステンレス製のバッテリー冷却プレート、大型バッテリーケースなど電気自動車(EV)シフトの動きにも早くから対応を進め、中期的な成長期待も強いが、時価予想PER7倍台、PBRは0.6倍台と株価指標面で超割安水準にあり、足もと見直し機運に乗っている。

■スズキ <7269>  5,773円  +174 円 (+3.1%)  本日終値
 スズキ<7269>が後場に上げ幅を拡大した。トヨタ自動車<7203>は20日、品質不正問題が拡大した傘下のダイハツ工業の全車種について、出荷を一時停止すると発表した。自動車の販売店は初売りセールを行うのが通例となっている。今回の異例の事態によって、新春セール時に消費者がダイハツから競合他社の販売店にシフトするとの思惑が広がっているようだ。軽自動車の販売でダイハツと競争関係にあるスズキに対しては、国内の販売台数の底上げにつながると期待した買いが入ったとみられている。ドル円相場が1ドル=143円台半ばとややドル安・円高方向に振れるなかにあって、ホンダ<7267>や日産自動車<7201>も後場に一段高となった。

■三菱重工業 <7011>  7,881円  +235 円 (+3.1%)  本日終値
 三菱重工業<7011>が続伸した。19日の取引終了後に共同通信が「政府は22日に改定する防衛装備移転三原則と運用指針を踏まえ、米国企業のライセンスに基づき日本で生産している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を米国に輸出する方針を固めた」と報じた。三菱重は米国企業が開発した地対空誘導弾システムについて、主契約会社として生産に携わっており、今後の業績へのプラス効果を見込んだ買いを集めた。報道によると、米国からの要請があり、22日にも決定するという。

■マクビープラ <7095>  19,510円  +570 円 (+3.0%)  本日終値
 Macbee Planet<7095>が後場上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、独自システムであるCookieレスLTVソリューション「DATAHIVE」により、連携が難しかった新たなデータの連携とAIによる広告運用の最適化技術を開発したと発表しており、好材料視された。同社によると同技術の活用により、人が介在した従来の運用比で2倍以上の成果を創出できるとしており、LTVマーケティングで活用している各種インターネット広告の運用効果を改善することで、顧客の事業拡大に貢献するという。同社では、グループ内での活用により生産性・収益性の向上及び組織の拡大が期待できるほか、今後検討するM&A先のシナジー実現の裾野も広がると見込む。なお、同件による24年4月期業績への影響は軽微としている。

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