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【市況】20日の株式相場見通し=続伸、NYダウ最高値まい進でリスクオン続く

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 20日の東京株式市場は幅広い銘柄にリスクを取る動きが継続し、日経平均株価は続伸し3万3000円台半ばを目指す動きが予想される。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて堅調だったほか、米国株市場でも景気敏感株や金融株などを中心に買いが優勢となり、NYダウは9連騰を記録し最高値を連日更新している。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も9日続伸し、年初来高値更新が続いている。引き続き来年の利下げに対する期待感が全体相場を押し上げる展開となっている。FRB高官による過度な利下げ期待に対する牽制発言が相次いでいるが、これを特に嫌気する動きもみられない。欧米株高を受けて東京市場でも強気優勢の地合いが続きそうだ。前日の日銀金融政策決定会合で大規模金融緩和政策の据え置きが発表され、マイナス金利解除に対する警戒感が後退したことが強気相場を後押しする。また、足もと外国為替市場では円安方向に振れており、これも輸出セクターを中心に追い風となりやすい。

 19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比251ドル90セント高の3万7557ドル92セントと9日続伸。ナスダック総合株価指数は同98.029ポイント高の1万5003.223だった。

 日程面では、きょうは11月の貿易統計、7~9月期の資金循環統計、11月の白物家電出荷額、11月の首都圏マンション販売、11月の主要コンビニエンスストア売上高、11月の訪日外国人客数など。海外では12月の中国最優遇貸出金利、11月の英消費者物価指数(CPI)、7~9月期米経常収支、11月の米中古住宅販売件数、12月の米消費者信頼感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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