【特集】個人投資家・有限亭玉介:エヌビディアと政府の蜜月に注目!生成AI・半導体株などに期待【FISCOソーシャルレポーター】
アヴィレン <日足> 「株探」多機能チャートより
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年12月11日12時に執筆
2024年には生成AI(人工知能)の時代へ本格的に突入するように思えますねぇ。12月6日にはグーグルが新AIの基盤技術である「Gemini」を発表するなど、世界的IT企業のAI開発スピードが加速している事は明らかですな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
12月4日、岸田首相は米エヌビディアのCEOであるジェンスン・ファン氏と首相官邸で面会したと報道されました。AI向け半導体を日本に供給してもらえるよう同社に要請したようです。
この報道を受けて、早くも生成AI関連やデータセンター・サーバー関連銘柄へ思惑が入りました。どういう流れでエヌビディアがGPUを日本に優先的に供給してくれるようになるのか、その詳細は不明ですが、日米関係が強固になり国内AI関連企業の飛躍に繋がるとすればポジティブな効果を生むでしょう。
将来的にはエヌビディアのGPUだけでなく、日本企業からのAI向け先端半導体のシェアが拡大していって欲しいもんですな。iPhoneが登場した時のように、AI分野の基盤をどの国が最初に築くのかによって、この先10年20年の日本の姿は変わってくると思われます。日本がAI分野で世界に食い込むとしたら、半導体が最有力候補になるのかもしれませんね。
日本政府に限らず世界中が積極的にAI分野への投資を拡大させると思われますので、生成AIや半導体の技術革新も期待できます。2024年からのAI分野の進化は2023年とは比較にならないはずです。世界の競合に打ち勝つ日本企業や、トップ企業とパートナーシップを提携する日本企業があれば、隈無くチェックしていきたいと思います。
9月27日に上場したAVILEN<5591>は、底を打って下値を切り上げると初値を上回ってきましたねぇ。三菱UFJ銀行へ生成AIによる業務改革を支援したとの発表が好感されております。AIソフトウェアの提供やAIソリューションに関連したビジネスを展開する同社は、今後も注視していきたいです。
AI関連のハードウェアを販売するジーデップ・アドバンス<5885>は、11月20日にエヌビディアのAIスーパーコンピューティングクラウドサービス「NVIDIA DGX Cloud」の受注開始を発表すると動意しました。1月12日の決算発表を注視です。
メタバース関連として思惑のあるCRI・ミドルウェア<3698>は、9月末に同社の子会社であるゲーム用ソフトウェア企画・制作のアールフォース・エンターテインメントを譲渡するなど経営資源の選択と集中に尽力しております。エヌビディアのGPU(画像処理半導体)と同社の事業の親和性から物色される可能性もあるか。
エヌビディアの最上位パートナー企業として注目されるHPCシステムズ<6597>は、高性能コンピュータのソリューションを提供しております。岸田首相とエヌビディアCEOとの面会を受けて、思惑買いが流入した模様です。7月14日に付けた2360円を上抜けばトレンド転換の可能性もあると見て監視中。
半導体実装テープや電子材料を手掛ける巴川製紙所<3878>は、直近で島津製作所<7701>の主力分析計測機器に「グリーンチップCMF」が採用されて材料視されました。しかしながら、直近で半導体関連としての思惑買いで短期資金が流入しているようですねぇ…。
最後は今年9月に上場したジェイ・イー・ティ<6228>は11月14日の決算発表後から上昇トレンドを形成しました。同社は半導体洗浄装置の開発・設計、製造・販売及びアフターサービスを手掛けており、直近でラピダスから次世代半導体製造技術の研究開発業務を受託するなど技術力にはかなり定評があるようです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ