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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):クオルテック、ツクルバ、ヴィッツ

クオルテック <日足> 「株探」多機能チャートより
■クオルテック <9165>  1,525円  +111 円 (+7.9%)  本日終値
 クオルテック<9165>が急反発。14日の取引終了後、新規次世代半導体の研究開発を手掛けるベンチャー、Patentix(パテンティクス、滋賀県草津市)と資本・業務提携すると発表。これが買い材料視された。これにより、二酸化ゲルマニウム(GeO2)半導体のエピウエハー製造を軸とした未来品質の創造に向けた半導体ソリューションを展開していく。また、今回の提携を機にパテンティクスが掲げる「琵琶湖半導体構想(案)」の企業連携に参画するという。

■ツクルバ <2978>  898円  +58 円 (+6.9%)  本日終値
 ツクルバ<2978>が3日続伸、820円近辺で収れんする5日・25日移動平均線を足場に上放れる動きをみせている。リノベーション住宅に特化した情報・仲介サイトを運営する。同社は14日取引終了後、24年7月期の最終利益の修正を発表、有価証券売却に伴う特別利益計上で従来見通しの1億2500万円から1億7500万円(前期は単独ベースで1億6500万円の赤字)に上方修正した。今期は5期ぶりに最終黒字転換で過去最高利益更新予想にあったが、それに一段と上乗せされる形となった。これを好感する形で投資資金を呼び込んだ。

■ヴィッツ <4440>  910円  +53 円 (+6.2%)  本日終値
 ヴィッツ<4440>が4日ぶりに反発。14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を14万株(発行済み株数の3.43%)、または1億4000万円としており、取得期間は12月15日から来年12月14日まで。経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的としている。

■unerry <5034>  2,020円  +101 円 (+5.3%)  本日終値
 unerry<5034>が9日ぶりに反発。この日の寄り前、WEBサイトを閲覧したユーザーの実店舗・施設への来訪を定量的に分析できるダッシュボード「Beacon Bank 来店計測 for WEB」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、同社の「Beacon Bank」にリアルタイムに蓄積される国内1億5000万IDの人流ビッグデータと、インティメート・マージャー<7072>のWEB行動DMPのデータを重ね合わせることで、WEBサイト閲覧者が実店舗・施設へ来訪したかのコンバージョン判定を可能にするもの。運営するWEBサイト上の各コンテンツが、来店・来訪のきっかけとなる訴求力をどの程度持つのかをダッシュボード上で明らかにし、生活者にとってより魅力的なコンテンツの発見と効果の見える化につなげるとしている。

■日本テレホン <9425>  428円  +18 円 (+4.4%)  本日終値
 日本テレホン<9425>は反発。午後1時ごろ、パソコンや周辺機器の販売を行うZOA<3375>とICT機器ビジネスに関する業務提携契約を締結したと発表した。これを好感する向きもあるようだ。スマートフォンやタブレット、パソコンといったICT機器の販売や買い取り、レンタル、キッティングなどのビジネスに関する包括的な業務提携を行う。

■ビイングHD <9145>  2,698円  +95 円 (+3.7%)  本日終値
 ビーイングホールディングス<9145>が大幅反発。14日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を250億円から262億円(前期比13.8%増)へ、営業利益を14億5000万円から17億3000万円(同33.0%増)へ、純利益を9億円から10億5000万円(同20.3%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を29円から34円(前期26円)へ引き上げたことが好感された。前年から続く物価上昇の影響があるものの、生活物資の消費が堅調に推移したことに加え、新規業務開始及び前期稼働拠点が安定稼働していることが要因という。また、自社開発のPMS(生産性管理システム)を利用した生産性向上の取り組みや配送業務の合理化など原価コントロールを徹底したことも寄与する。

■pluszero <5132>  5,590円  +190 円 (+3.5%)  本日終値
 pluszero<5132>が大幅反発した。14日の取引終了後、23年10月期の単体決算発表にあわせ、24年10月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比32.0%増の11億8000万円、営業利益は同28.0%増の2億800万円を見込む。公表済みの中期経営目標と同水準となっているが、改めて市場における同社の事業成長への期待を高める方向に作用したようだ。同社はAIを活用したソリューション提供を手掛ける。今期は仮想人材派遣サービスの安定的な運用とともに、コールセンターや、生成AIを用いた設計効率化のソリューションなどが本格的に適用されると想定し、事業拡大につなげる。23年10月期の売上高は前の期比23.1%増の8億9400万円、営業利益は同27.5%増の1億6200万円だった。

■ジモティー <7082>  1,498円  +41 円 (+2.8%)  本日終値
 ジモティー<7082>は4日ぶりに反発。14日の取引終了後、自社株101万952株(発行済み株数の16.86%)を12月27日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は498万5413株となる予定だ。

■エヌリンクス <6578>  266円  +5 円 (+1.9%)  本日終値
 エヌリンクス<6578>が反発。14日の取引終了後、福祉用具レンタル・販売を手掛けるCoCoXia(東京都大田区)の全株式を12月28日の予定で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。CoCoXiaの子会社化を通じて、シニアケア分野に進出するのが狙い。シニアケア分野は温かいリアルなコミュニケーションが必要とされる分野でありながら、DX化により大きく業務効率が改善する見込みのある分野でもあることから、同社が考える「リアル×ウェブ」という構想にマッチする分野であり、同社の強みが生きると判断したという。なお、24年2月期業績への影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄
 かっこ <4166>  917円  +150 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 THECOO <4255>  634円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 ジャパンMA <9236>  2,365円  -500 円 (-17.5%) ストップ安   本日終値
 アウンコンサルティング <2459>  408円  -80 円 (-16.4%) ストップ安   本日終値
 麻生フオームクリート <1730>  798円  -152 円 (-16.0%) ストップ安   本日終値
 POPER <5134>  581円  -100 円 (-14.7%) ストップ安   本日終値
 以上、4銘柄

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