【市況】【市場反応】米12月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想上振れ、期待インフレ率は低下、ドル買い後退
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は69.4と、11月61.3から予想以上に上昇し、8月来の高水準となった。現在景況感は74と、11月68.3から予想以上に上昇し、8月来で最高。先行景況感も66.4と、7月来の高水準となった。
連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注視している同指数の1年期待インフレ率速報値は3.1%と、11月4.5%から予想以上に低下し21年3月以降ほぼ2年ぶり低水準となった。5-10年期待インフレ率速報値は2.8%と、予想を下回り9月来の低水準となった。
消費者信頼感指数の強い結果も期待インフレ率の大幅低下で、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了軌道にあるとの見方に米国債相場は下げ止まり。10年債利回りは4.27%から4.21%まで低下した。ドル買いも後退し、ドル・円は145円21銭の高値から143円93銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0724ドルの安値から1.0782ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2503ドルから1.2559ドルまで上昇。
【経済指標】
・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:69.4(予想:62.0、11月:61.3)
・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:3.1%(予想:4.3%、11月:4.5%)
・米・12月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.8%(予想:3.1%、11月:3.2%)
《KY》
提供:フィスコ