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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):JET、マネックスG、エネチェンジ

JET <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジェイ・イー・ティ <6228>  7,610円  +1,000 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 ジェイ・イー・ティ<6228>がストップ高。12月1日取引終了後、日の丸半導体新会社で最先端半導体の量産を目指すラピダスから次世代半導体製造技術の研究開発業務を受託したことを発表した。ラピダスが計画している半導体製造ラインへの装置納入を目指すとしており、これがサプライズ材料となり投資資金の攻勢が加速した。JETは半導体洗浄装置の開発・設計、製造・販売及びアフターサービスを一気通貫で手掛け、韓国や台湾といったアジア地域で需要を開拓中だが、多数のウエハーを一括洗浄するバッチ式洗浄装置ではグローバルベースで1割強の商品シェアを確保するなど商品競争力が高い。

■マネックスグループ <8698>  706円  +47 円 (+7.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
 マネックスグループ<8698>、セレス<3696>が高い。足もとビットコイン価格は1BCT=4万ドル台を突破し、2022年春ごろの水準まで浮上している。これを受けビットコインの売買が活発化するとの期待から、仮想通貨取引所を運営する銘柄に思惑的な物色が向かっている。

■ENECHANGE <4169>  1,115円  +70 円 (+6.7%)  本日終値
 ENECHANGE<4169>が3営業日ぶりに反発。同社は1日、不動産管理会社向けに「空室通電エネチェンジ」の提供を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。空室通電エネチェンジは、空室物件の通電及び廃止の申し込みを一括して代行するとともに、空室期間中の電気料金を同社が負担するサービス。今後は来年1月をメドに、通電・廃止の管理や手続きを一元化できるシステムを提供開始する予定で、より利便性を高めるとしている。

■ゲオホールディングス <2681>  2,450円  +112 円 (+4.8%)  本日終値
 ゲオホールディングス<2681>が高い。同社はきょう、リユース(中古)販売を手掛けるセカンドストリートのタイ1号店をバンコクに今月20日にオープンすると発表。海外での更なる事業展開を期待した買いが流入したようだ。セカンドストリートの海外進出は、米国、マレーシア、台湾に続いて4カ国目。今後も人口増加が進むと予測されるバンコク首都圏を中心に、10年間で50店舗の展開を目指すとしている。

■KeePer技研 <6036>  6,380円  +240 円 (+3.9%)  本日終値
 KeePer技研<6036>は4日続伸。前週末1日の取引終了後に発表したキーパーラボ運営事業の11月度月次売上高で、既存店売上高が前年同月比14.7%増となり、増収基調を維持したことが好感された。ビックモーター(東京都多摩市)の販売する「ダイヤモンドコート(コーティング)」と同社の「ダイヤモンドキーパー」の名称が一部重なっていたため多くの人が誤解し、8~9月はダイヤモンドキーパーシリーズの施工台数が前年を下回っていたが、10月のオータムフェア終了後も継続して施工台数が増加していることが要因としている。

■内田洋行 <8057>  7,380円  +260 円 (+3.7%)  本日終値
 内田洋行<8057>は大幅高で年初来高値更新。前週末1日の取引終了後、24年7月期第1四半期(7月21日~10月20日)の決算を発表。売上高が前年同期比13.9%増の531億8900万円、営業利益が同50.1%増の29億9400万円と好調だったことから、これが好感され買われた。インボイス制度のシステム改修対応案件の集中や教育ICTの需要期が通常の夏季納品に戻ったこと、クラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約の好調が継続したことが寄与した。通期の増収・営業増益見通しに変更はない。

■Appier <4180>  1,650円  +51 円 (+3.2%)  本日終値
 Appier Group<4180>が3日ぶりに反発。前週末1日の取引終了後、AIソリューション「AIBID(アイビッド)」をネクソン<3659>へ提供し、高価値ユーザー層の獲得に大きく貢献していることを発表しており、好材料視された。過去6年にわたり「AIBID」をネクソンに提供し、幾つものマイルストーンで重要な役割を担っているとしており、22年に実施した「アラド戦記モバイル」のキャンペーンでは初週から4週目にかけて、レベル完了率が6.9%増加、アプリ内購入が1.4倍に急増したという。また、「カートライダーラッシュ+」のインストール数が発表後45日目で落ち込んだため、AIBIDのリエンゲージメント機能を導入し、戦略的なユーザーリターゲティングを実施した結果、ユーザーコンバージョン率(CVR)が55%上昇し、アプリ内購入も16%増加したとしている。両社のパートナーシップは更に継続的に拡大しており、ネクソンは、3Dバナーやバナー内動画など、Appierの新しいクリエイティブアセットを導入する計画としている。

■カナモト <9678>  2,688円  +77 円 (+3.0%)  本日終値
 カナモト<9678>が続伸。前週末1日の取引終了後、集計中の23年10月期連結業績について、売上高が従来予想の1980億円から1974億円(前の期比5.0%増)へ、営業利益が140億円から119億円(同10.0%減)へ、純利益が84億円から67億円(同19.7%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、アク抜け感が強まる格好となっている。従来予想では、下期以降は強い需要が継続することを見込んでいたが、公共工事の発注の遅れなどもあり、上期に低迷した業績を回復するまでには至らなかったという。

■東宝 <9602>  5,276円  +149 円 (+2.9%)  本日終値
 東宝<9602>は6日ぶり反発。同社が手掛ける映画「ゴジラ-1.0」が国内で話題を呼ぶなか、12月1日に北米で公開がスタート。足もと好調な滑り出しを切ったことが伝わっている。収益の追い風になるとの期待感から買われたようだ。また、東宝は1日の取引終了後、子会社TOHOアーカイブが映像資産のアーカイブサービスを提供開始すると発表した。同じく子会社のTOHOスタジオが稼働を始めたハイエンドな映像ポストプロ拠点「HIGH-RESOLUTION BASE」にてサービス提供を行う。

■松屋 <8237>  867円  +22 円 (+2.6%)  本日終値
 松屋<8237>が4日ぶりに反発した。前週末1日の取引終了後に11月の売上速報を発表。銀座本店の売上高は前年同月比21.1%増となった。堅調な業況を評価した買いが株価を支援したようだ。免税売上高は円安を背景にコロナ前の水準となる2019年11月を大きく上回り、業績を力強くけん引した。


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