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【市況】株価指数先物【引け後】 利食い優勢も、+1σからのリバウンドを意識


日経225先物 33440 -160 (-0.47%)
TOPIX先物 2382.5 -6.0 (-0.25%)

 日経225先物(12月限)は前日比160円安の3万3440円で取引を終了。寄り付きは3万3730円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3740円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。寄り付き後ほどなくして3万3810円まで上げ幅を広げたものの、24日に付けた高値3万3820円を捉えることはできなかった。戻りの鈍さが意識されるなか、ロングの持ち高調整により軟化し、前場中盤には下落に転じた。その後もジリ安基調が続き、後場の取引開始直後には3万3390円まで売られた。売り一巡後は膠着感が強まり、終盤にかけては3万3400円~3万3490円辺りでの保ち合いが続いた。

 日経225先物は買いが先行したものの、海外勢のフローは限られ、買い一巡後はロングの利益を確定する流れが優勢となったようだ。また、グローベックスの主要な米株先物がマイナス圏で推移していたため、週明けの米国市場の動向を見極めたいとのムードが強まったと考えられる。

 ただし、日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σに沿ったトレンドを継続しており、午後の取引開始直後に3万3390円まで下げた後は、3万3400円処での底堅さが意識されていた。ナイトセッションでは+1σは3万3380円、+2σは3万4410円まで上昇してきたため、+1σが支持線として機能するかが注目される。終値で+1σをキープできれば、リバウンドを意識したセンチメントに向かわせやすいだろう。そのため、短期的に+1σを下回る場面があったとしても、まずは押し目狙いのロングを想定しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に低下した。一時14.09倍を付ける場面も見られたが、200日移動平均線をキープできなかった。エヌビディア<NVDA>のほか、台湾市場で台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が弱い値動きだったこともあり、半導体株の動向を見極めたいところである。いったんは節目の14.00倍を下回る場面を意識しつつも、押し目ではNTロングでのスプレッド狙いのポジションを組成する動きを狙いたいところだろう。

 手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万7207枚、ソシエテジェネラル証券が1万6353枚、サスケハナ・ホンコンが4385枚、日産証券が4211枚、バークレイズ証券が2402枚、JPモルガン証券が2030枚、ゴールドマン証券が1935枚、SBI証券が1388枚、モルガンMUFG証券が1092枚、野村証券が1070枚だった。

 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5990枚、ソシエテジェネラル証券が2万0801枚、JPモルガン証券が6970枚、日産証券が6630枚、サスケハナ・ホンコンが4464枚、バークレイズ証券が3756枚、モルガンMUFG証券が2935枚、ゴールドマン証券が2548枚、ビーオブエー証券が2119枚、BNPパリバ証券が1395枚だった。


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