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【市況】22日の株式相場見通し=続落か、欧米株安受け利益確定の動き継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場はリスク回避ムードが優勢となるなか、主力株をはじめ広範囲に売りが広がりそうだ。日経平均株価は3万3000円台前半で軟調な推移となることが予想される。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反落する展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック指数は10月下旬以降上げ足の強さが目立っていたが、この日は6日ぶりの反落となった。発表されたFOMC議事要旨は追加の金融引き締めの可能性を示唆する内容であったことで、マーケット心理が冷やされた。また、この日の取引終了後に画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算が予定されていたことで、この内容を見極めたいとの思惑が積極的な買いを手控えさせた面もある。東京市場では、週明け20日の取引時間中に33年8カ月ぶりの高値を更新する場面があったが、その後は利益確定の売り圧力が表面化した。前日まで2日続落となっているが下げ幅は限定的で、足もとでは引き続き利益確定を急ぐ動きが先行しそうだ。ただ、外国為替市場で直近の円高基調が止まっていることはポジティブ材料と捉えられ、日経平均の下値では押し目買いの動きも想定される。

 21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比62ドル75セント安の3万5088ドル29セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同84.552ポイント安の1万4199.982だった。

 日程面では、きょうは10月の白物家電出荷額、10月の全国スーパー売上高など。海外ではオランダ総選挙、10月の米耐久財受注額、11月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)など。

出所:MINKABU PRESS

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