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【市況】10月の米鉱工業生産は4カ月ぶりのマイナス ストの影響で自動車が大幅減

*米鉱工業生産指数(10月)23:15
結果 -0.6%
予想 -0.3% 前回 0.1%(0.3%から修正)
*設備稼働率
結果 78.9%
予想 79.5% 前回 79.5%(79.7%から修正)

 本日はNY時間の朝方にFRBが10月の米鉱工業生産指数を発表し、前月比0.6%減と、4カ月ぶりのマイナスとなった。市場予想は0.3%減だった。電力・ガスのが1.6%、製造業が0.7%それぞれ下落したのが全体を押し下げた。特にストの影響で自動車が前月比10%落ち込んだことが大きかった。自動車の組立は年率換算で922万台に減少し、2022年2月以来の少なさだった。鉱業は0.4%増加。

 一方、インフレの先行指標の位置づけもある設備稼働率は前月比0.6%ポイント下げて78.9%となり、4カ月ぶりの低水準となった。予想は79.4%だった。そのうち電力・ガスの稼働率は1.3%ポイント低下して71.4%、製造業も0.6%ポイント下げて77.2%となった。鉱業は94.3%と0.5%ポイント上昇した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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