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【市況】株価指数先物【昼】 短期的な過熱感が警戒されるなか利食いが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円安の3万3300円(-0.44%)前後で推移。寄り付きは3万3400円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3385円)にサヤ寄せする格好から、利食い優勢で始まった。寄り付き後は切り返す動きとなり、一時3万3620円まで上げ幅を広げ、ナイトセッションで付けた高値を上回る場面も見られた。ただし、短期的な過熱感が警戒されるなか、ハイテク株を中心に利益確定の流れが強まると、日経225先物は下落に転じ、終盤にかけて3万3240円まで売られた。

 日経225先物は、ハイテク株を中心に利益確定の動きが強まったことから、ロングの持ち高調整や短期的なショートに向かわせたようだ。もっとも、ボリンジャーバンドの+2σ水準を上回っていたことで過熱感が警戒されていたため、想定内の調整であろう。+2σは3万2480円辺りに位置しており、短期的な過熱感は和らいだことから、押し目待ち狙いのロングが入りやすくなった。底堅さがみられてくるようだと、ショートカバーを誘い込む流れも意識されてきそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。値がさハイテク株の一角が利食いに押されている影響となるが、昨日突破した200日移動平均線水準まで下げてきた。同水準で下げ渋る動きを見せているため、押し目を狙ったNTロングに向かわせよう。

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