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【市況】東京株式(前引け)=反落、利益確定売りに押される

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前営業日比227円68銭安の3万3292円02銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億2420万株、売買代金概算は1兆8754億円。値上がり銘柄数は354、対して値下がり銘柄数は1267、変わらずは38銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は広範囲に利益確定の売りが広がり、日経平均は下値を試す展開となった。前日の米株市場でNYダウは上昇したものの、ナスダック総合株価指数は一時マイナス圏に沈むなど上値の重い展開で、きょうの東京市場も足もとで買いが手控えられている。前日に日経平均は800円を超える今年最大の上げ幅で3万3500円台まで水準を切り上げたが、バブル後最高値の3万3753円を前にして急ピッチで上昇した反動も警戒されやすい。ここ相場を牽引してきた半導体関連は高安まちまちで、小売関連株に売りが目立つ。個別株は全体の76%の銘柄が値を下げている。

 個別では東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が利益確定売りに押され、ファーストリテイリング<9983>も軟調。三菱重工業<7011>が売られ、ソニーグループ<6758>も冴えない。メドレー<4480>、ベース<4481>が急落、エムアップホールディングス<3661>などの下げも目立った。半面、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>などが買われ、リクルートホールディングス<6098>は商いを伴い大幅高。ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。キーエンス<6861>が値を上げ、信越化学工業<4063>も堅調。ジャパンベストレスキューシステム<2453>が続急騰となり、野村マイクロ・サイエンス<6254>、サムコ<6387>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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