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【市況】14日の株式相場見通し=続伸、米CPI発表前で様子見ムードも

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は主力株中心に買い優勢の地合いとなり日経平均株価は続伸する可能性が高い。前日は朝高後に値を消す展開となったが、きょうは改めて上値を指向することになりそうだ。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて堅調な値動きとなったが、米国株市場では様子見ムードで方向感に乏しい地合いとなった。日本時間今晩に予定される10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前にポジション整理の売りが上値を押さえる展開で、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに朝方は安くスタートしたが、その後は戻り足となりNYダウはほどなくしてプラス圏に浮上した。NY連銀が公表した10月の消費者調査で1年先の期待インフレ率が低下基調となったことがポジティブ視された。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は戻し切れず、小幅ながらマイナス圏で着地している。東京株式市場では日経平均3万2000円台後半では戻り売り圧力が強く、前日は買いが先行したもののその後は前週末終値近辺まで押し戻される形となった。きょうも米CPI発表を前に積極的に上値を買う動きは見込みにくいタイミングにある。しかし一方で、国内企業の決算発表は全体的に好調が目立ちファンダメンタルズ面から株価が下支えされているほか、足もとで進む為替のドル高・円安も追い風材料として意識される。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比54ドル77セント高の3万4337ドル87セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同30.365ポイント安の1万3767.743だった。

 日程面では、きょうは10月の投信概況、5年物国債の入札など。海外では10月の英失業率、7~9月期ユーロ圏実質GDP改定値、11月のZEW独景気予測指数、10月の米消費者物価指数(CPI)など。なお、インド市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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