【特集】「自動車部材・部品」が5位にランク、円安効果などで通期営業益予想の上方修正相次ぐ<注目テーマ>
JPX日経400 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 半導体
2 人工知能
3 半導体製造装置
4 地方銀行
5 自動車部材・部品
6 JPX日経400
7 円高メリット
8 TOPIXコア30
9 インバウンド
10 円安メリット
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「自動車部材・部品」が5位となっている。
自動車の部材・部品を手掛ける企業で、24年3月期通期の連結営業利益予想を上方修正する動きが相次いでいる。10月31日にアイシン<7259>が従来の1900億円から2100億円(前期比3.6倍)に引き上げたのをはじめ、同日にはユタカ技研<7229>が60億円から82億円(同2.1倍)に修正した。
また、今月6日には武蔵精密工業<7220>が110億円から140億円(同82.3%増)に、ティラド<7236>は24億円から30億円(同2.9倍)に上方修正。8日には村上開明堂<7292>が65億円から78億円(同39.7%増)に引き上げている。
こうした背景には、コロナ禍の影響と半導体などの部品不足の状況が緩和され、自動車メーカーの生産が回復しているほか、見逃せないのが円安による利益の押し上げ効果。なお、アイシンでは前提為替レートを1ドル=130円から141円に変更している。
出所:MINKABU PRESS