【市況】株価指数先物【昼】 リバランス強まりNT倍率は14倍を回復
日経225先物は11時30分時点、前日比320円高の3万2460円(+0.99%)前後で推移。寄り付きは3万2320円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2330円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万2200円を安値にリバウンド基調が強まり、中盤にかけて一時3万2510円まで上げ幅を広げた。買い一巡後に3万2370円辺りまで軟化する場面も見られたが、終盤にかけて再び3万2500円に迫る動きとなった。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σを支持線としたリバウンドにより、オプション権利行使価格の3万2500円を捉えてきた。同水準をクリアしてくるようだと、権利行使価格の3万2750円辺りを意識したショートカバーを誘う流れに向かう可能性がありそうだ。そのため、3万2500円辺りでの底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。本日もファーストリテイリング <9983> [東証P]のほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]やレーザーテック <6920> [東証P]といった指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型をけん引している。
これにより、NT倍率は先物中心限月で10月半ば以来の14.00倍を回復した。オプションSQに向けたリバランスが意識されるなか、NTショートを巻き戻す動きが強まっており、200日移動平均線が位置する14.04倍が射程に入ってきた。
株探ニュース