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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、FRBの政策方針を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      4,205.25(-7.00)
ナスダック100先物  14,469.75(-20.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は高水準を維持し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


10月31日の主要3指数は続伸。取引中盤にプラスへ浮上すると上げ幅を拡大し、ダウは123ドル高の33052ドルと4日ぶりに節目の33000ドル台を回復した。前週に売り込まれ割安感の生じた銘柄が買い戻された。連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きが予想され、長期金利の上げ渋りにより消費関連には買い安心感も。インテルやIBM、ハネウェル・インターナショナルなどが注目され、ハイテク関連を押し上げた。


本日は下げ渋りか。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえ、インフレ抑止に前向きなスタンスを堅持する見通し。ただ、中東情勢の不安定化による先行きへの警戒感から慎重な意見も予想され、金利高抑制の可能性もあろう。一方、経済指標は前日の消費者信頼感指数は予想を上回ったが、今晩のISM製造業景況感指数は横ばい、JOLTS求人件数は伸びの鈍化が見込まれる。想定通りなら、FRBの金融政策を弱める材料となる。

《TY》

 提供:フィスコ

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