【材料】3Mが決算受け上昇 大幅なコスト削減が結果に反映=米国株個別
(NY時間09:43)
3M<MMM> 89.00(+3.40 +3.97%)
ダウ採用銘柄の3M<MMM>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の1株利益および営業キャッシュフローの見通しも上方修正している。ただ、通期の既存事業売上高の伸びについては下方修正した。
ローマンCEOは声明で「われわれは強力な業務遂行によって勢いを増している。今回の結果は今年の堅実な幕引きに向けた位置づけだ」と述べた。
同社は長期に渡る販売不振の中で、合理化のためにローマンCEOが実施した大幅なコスト削減、数千人規模のレイオフ、その他の取り組みが今回の結果に反映されている。
同社は8月に米軍戦闘部隊に欠陥のある耳栓を提供したとする数十万件の訴訟解決のため、60億ドルの和解金を支払うことで合意し、法的係争の解決に向けて大きな一歩を踏み出した。この合意により、第3四半期に42億ドルの税引き前費用を引き当てた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.68ドル(予想:2.34ドル)
・売上高:83.1億ドル(予想:79.8億ドル)
・営業キャッシュフロー(調整後):19.0億ドル(予想:15.6億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.95~9.15ドル(従来:8.60~9.10ドル)(予想:8.88ドル)
・既存事業売上高:-3%(従来:-3~0%)
・営業キャッシュフロー(調整後):65~69億ドル(従来:59~63億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
3M<MMM> 89.00(+3.40 +3.97%)
ダウ採用銘柄の3M<MMM>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の1株利益および営業キャッシュフローの見通しも上方修正している。ただ、通期の既存事業売上高の伸びについては下方修正した。
ローマンCEOは声明で「われわれは強力な業務遂行によって勢いを増している。今回の結果は今年の堅実な幕引きに向けた位置づけだ」と述べた。
同社は長期に渡る販売不振の中で、合理化のためにローマンCEOが実施した大幅なコスト削減、数千人規模のレイオフ、その他の取り組みが今回の結果に反映されている。
同社は8月に米軍戦闘部隊に欠陥のある耳栓を提供したとする数十万件の訴訟解決のため、60億ドルの和解金を支払うことで合意し、法的係争の解決に向けて大きな一歩を踏み出した。この合意により、第3四半期に42億ドルの税引き前費用を引き当てた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.68ドル(予想:2.34ドル)
・売上高:83.1億ドル(予想:79.8億ドル)
・営業キャッシュフロー(調整後):19.0億ドル(予想:15.6億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.95~9.15ドル(従来:8.60~9.10ドル)(予想:8.88ドル)
・既存事業売上高:-3%(従来:-3~0%)
・営業キャッシュフロー(調整後):65~69億ドル(従来:59~63億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美