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【市況】株価指数先物【昼】 3万1000円割れなら、いったんリバウンド狙い


 日経225先物は11時30分時点、前日比180円安の3万1040円(-0.57%)前後で推移。寄り付きは3万1120円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1060円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。ナイトセッションで節目の3万1000円まで調整したほか、グローベックスの米株先物が小幅ながらプラス圏で推移していたこともあり、目先筋のショートカバーから3万1170円まで下げ幅を縮める場面も見られた。ただし、押し目狙いのロングの動きは限られ、中盤にかけて3万1030円まで下落幅を広げると、終盤にかけては3万1030円~3万1130円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物はナイトセッションの終値を上回って始まったこともあり、短期的にショートカバーを誘う動きはみられた。ただし、ボリンジャーバンドの-1σに接近する場面では押し目狙いのロングを慎重にさせており、戻りの鈍さから再びショートに向かわせたようだ。一方で、3万1000円接近ではショートを仕掛けづらくさせているようであり、節目を割り込む局面では、短期的ではあるものの、ロングが入りやすいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.82倍に低下し、一時13.80倍まで下げる場面も見られた。支持線として意識される25日移動平均線(13.78倍)に接近してきており、調整一巡感は意識されてきやすい。日経225先物が節目で下げ渋る動きとなるなか、ややNTショートを巻き戻す動きが入りやすくなった。

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