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【市況】株価指数先物【昼】 買い一巡後は3万2000円を下回っての保ち合い


 日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の3万1930円(+0.78%)前後で推移。寄り付きは3万2100円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1960円)を上回り、節目の3万2000円を上回って始まった。その後も上げ幅を広げるなか、一時3万2260円まで買われ、心理的な抵抗線として意識されていた25日、75日移動平均線水準を上回る場面も見られた。ただし、買い一巡後は戻り待ち狙いのショートが入り上げ幅を縮めると、終盤にかけては3万1910円~3万2000円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は、寄り付きは自律反発狙いの動きからギャップスタートとなり、短期的なショートカバーも入ったことから、現物の寄り付き後ほどなくして25日、75日線を突破した。ただし、同水準をキープできなかったことからロングを外す動きに向かわせたようだ。下値の堅さは意識されているものの、再びリバウンドの動きをみせてきたとしても、3万2000円接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすいと考えられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.97倍に上昇した。一時14.00倍を付けてきたこともあり、バリュー株のポジションを圧縮し、ショート寄りのグロース株の買い戻しといったリバランスによる、NTショートを巻き戻す動きに向かわせそうだ。いったんは14.05倍辺りで推移している75日、200日線を試す動きは意識されやすいだろう。

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