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【市況】東京株式(前引け)=反発、朝方急伸もその後は戻り売りが顕在化

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 17日前引けの日経平均株価は前営業日比285円28銭高の3万1944円31銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は5億7812万株、売買代金概算は1兆6077億円。値上がり銘柄数は1182、対して値下がり銘柄数は585、変わらずは70銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開。前日の欧米株市場が全面高に買われたことを受けリスク選好の地合いとなった。日経平均は前日に650円あまりの急落をみせていたが、きょうは一気にその巻き戻しが入った格好だ。ただ、朝方に先物主導で一時600円高に買われる場面もあったが、その後は上げ幅を縮小し3万2000円台を下回る水準で前引けとなった。中東での地政学リスクが警戒されており、戻り一巡後は実需の売りに押された。売買代金も1兆6000億円強とやや盛り上がりを欠いている。

 個別では前引け時点で3000億円の記録的な売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が堅調。このほか東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置の主力株が買い戻された。ソフトバンクグループ<9984>、ソニーグループ<6758>がしっかり、ダイキン工業<6367>も値を上げた。RPAホールディングス<6572>、菱洋エレクトロ<8068>なども大幅高。半面、川崎汽船<9107>が冴えず、三菱重工業<7011>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもやや売り優勢の展開に。任天堂<7974>も見送られた。テラスカイ<3915>が大幅安、インテージホールディングス<4326>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2023年10月17日 12時13分

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