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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、明日の雇用統計にらみ売り後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      4,299.75(+2.00)
ナスダック100先物  14,934.25(+10.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。長期金利は低下し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


4日の主要3指数は反発。終盤に上げ幅を拡大してナスダックとS&Pは強含み、ダウは127ドル高の33129ドルと4日ぶりにプラスを確保した。この日発表されたADP雇用統計で民間部門雇用者数が大きく落ち込んだほか、ISM非製造業景況指数は下振れ予想と一致。金融引き締め継続をにらんだ長期金利の上昇は一服し、ハイテクが選好された。前日の軟調地合いで買戻しが入りやすいなか、素材や不動産などにも買いが波及した。


本日は下げ渋りか。今週発表された雇用関連指標は強弱まちまち。今晩の新規失業保険申請件数が予想に反して改善を示した場合、再び金利高に振れ相場を圧迫しそうだ。ただ、明日の雇用統計で非農業部門雇用者数は減少の一方、失業率は改善、平均時給は横ばいと予想され、内容を見極めるムードが広がればまとまった売りは回避される。一方、議会の紛糾により予算協議は混迷を深め、引き続き買いを抑える要因として注目される。

《TY》

 提供:フィスコ

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