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【材料】ベイル・リゾーツが決算受け下落 人件費増加とオーストラリアのスキー場が圧迫=米国株個別

(NY時間14:28)
ベイル・リゾーツ<MTN> 224.02(-18.23 -7.53%)

 スキーリゾートのベイル・リゾーツ<MTN>が下落。前日引け後に5-7月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を下回った。EBITDAの赤字も予想以上に膨らんでいる。ガイダンスも公表し、2024年度通期のEBITDAは予想を下回る見通しを示した。

 第4四半期の業績について同社のリンチCEOは声明で「第4四半期は前年を下回る結果となったが、これは主に従業員への投資と、オーストラリアの冬シーズンに平均以下の降雪量および造雪温度で、利用可能なスキー場が限定されたためだ」と述べた。一方、9月22日までの北米のスキーシーズンパスの売上は前年に比べて枚数で約7%、金額で約11%増加したという。

 アナリストからは「今回の決算はプラス面もマイナス面もたくさんある。第1四半期の見通しは非常に軽く、総EBITDAの赤字見通しは、自身の予想(7200万ドルの赤字)よりも悪化していた。一方、9月22日までのシーズンパスの売上には励まされる」と述べた。

(5-7月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-3.35ドル(予想:-3.27ドル)
・売上高:2.70億ドル(予想:2.83億ドル)
・総EBITDA(調整後):-8800万ドル(予想:-7520万ドル)
・チケット単価:67.71ドル(予想:57.77ドル)
・スキー客:86万7000人(予想:106万人)

(8-10月・第1四半期見通し)
・総EBITDA(調整後):-1.34~1.50億ドル
・リゾートEBITDA(調整後):-1.40~-1.54億ドル

(24年度通期見通し)
・総EBITDA(調整後):+9.10~+9.72億ドル(予想:+9.50億ドル)
・リゾートEBITDA(調整後):+9.12~+9.68億ドル

【企業概要】
 本拠地の米国コロラド州をはじめ、米国を中心に、カリフォルニア州やカナダのブリティッシュコロンビア州、豪州ペリッシャーなど、北米と豪州の山岳リゾートと都市型スキー場を運営する、世界有数の山岳リゾート・スキーリゾート運営会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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