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【通貨】外為サマリー:一時149円40銭台に上昇、日銀の政策修正思惑がやや後退

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円39銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭弱のドル高・円安となっている。

 28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円31銭前後と前日に比べて30銭強のドル安・円高で取引を終えた。同日に発表された米4~6月期実質国内総生産(GDP)確定値で個人消費が下方修正されたことなどが影響し、一時149円15銭まで軟化した。

 ただ、米金融引き締めの長期化観測は根強く、この日の東京市場のドル円相場は底堅い動き。きょうは週末・月末・期末で実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)となることから国内輸入企業などのドル需要が意識されている面もあるようだ。加えて、総務省が朝方発表した9月の東京都区部消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.5%上昇と8月(2.8%上昇)から鈍化したことを受け、日銀の金融緩和策の修正思惑がやや後退していることも円の重荷で、午前9時50分ごろには149円45銭まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0565ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0055ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=157円81銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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