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【市況】弱い米住宅指標にやや反応 品薄状態を顕著に表す=速報

 日本時間23時に8月の米中古住宅販売成約指数が発表され、前月比7.1%低下と予想を大きく下回った。これを受けて米株式市場はやや買いの反応を見せ、為替市場はドル売りの反応が見られている。

 この指標は米中古住宅の購入申し込み時点の統計で、1-2カ月後に住宅が引き渡されると言われている。引き渡し時点の統計が中古住宅販売件数だが、その先行指標として注目されている。

 米住宅ローンが7%台に上昇する中で、住宅保有者が住み替えを躊躇しており、市場では中古住宅の品薄状態が続いている。今回の結果はその状況を顕著に表した形となった。

*中古住宅販売成約指数(8月)23:00
結果 -7.1%
予想 -0.9% 前回 0.5%(0.9%から修正)(前月比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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