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【市況】米GDP、個人消費が大幅に下方改定 第3四半期には期待の声も

 日本時間の21時半に米商務省が4-6月(第2四半期)の米実質GDP確報値を発表し、前期比年率換算で2.1%増と改定値と変わらなかった。ただ、個人消費の伸びが改定値のほぼ半分に下方改定され、家計のサービスへの支出鈍化が示された。GDP全体では、設備投資や在庫、純輸出が改定値から上方修正され、個人消費の減速を補った。純輸出も足を引っ張ることはなかった。

 エコノミストからは、第3四半期はさらに好調な数字が期待できるとの見方が出ている。最近の証拠は個人消費も第3四半期には回復したことを示唆しており、第3四半期のGDPは4%以上増加する可能性も指摘されている。第2四半期の結果は、相対的に後ろ向きの指標ではあるが、金利上昇と依然として高いインフレに直面している米経済が驚くほどの回復を示していることを強調するものだという。将来の景気後退は避けられないと考えているが、消費の回復力には驚いていると述べている。

*米実質GDP(確報値)(第2四半期)21:30
結果 2.1%
予想 2.4% 前回 2.1%

個人消費
結果 0.8%
予想 1.8% 前回 1.7%

GDPデフレータ
結果 1.7%
予想 2.0% 前回 2.0%

PCEコアデフレータ
結果 3.7%
予想 3.7% 前回 3.7%

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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