【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:ソシャルワイヤは大幅に3日続伸、キッズバイオがストップ高
レナ <日足> 「株探」多機能チャートより
<4889> レナサイエンス 519 +7
大幅に3日続伸。PAI-1阻害薬「RS5614」の非小細胞肺がんの第2相医師主導治験が開始されたと発表している。複数の抗がん剤治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん患者39例を対象に、免疫チェックポイント阻害薬のニボルマブとRS5614との併用投与の有効性及び安全性を検討する。広島大学病院、岡山大学病院、島根大学医学部付属病院、鳥取大学医学部付属病院、四国がんセンター、広島市立広島市民病院の6医療機関で実施する。
<7119> ハルメクHD 1725 -137
大幅に反落。新規の取引材料は出ていないが、商いを伴って値を下げている。前場終了時の値下がり率は東証グロース市場で第2位。ハルメクホールディングス株は3月23日に新規上場し、9月18日までは主要株主などが市場で保有株を売却しないロックアップ期間だった。ロックアップ終了前の15日に直近高値(1960円)を付けて以降は同社株は軟調に推移しているため、先安観から売り優勢となっているようだ。
<3929> ソシャルワイヤ 326 +28
大幅に3日続伸。プレスリリース配信サービス「@Press」とニュース発信プラットフォーム「NEWSCAST」で動画生成機能の提供を開始したと発表している。プレスリリースの内容を元に15-30秒程度の短尺動画を自動的に生成する。原則としてソーシャルワイヤーの配信サービスを利用する全ての配信リリースが対象で、追加費用なしで標準提供される。利用会員は、自動生成された動画を会員ページで参照した後、公開か非公開かを選択できる。
<5027> AnyMind 969 +44
大幅に反発。23年12月期の営業利益予想を従来の3.09億円から4.81億円(前期実績0.30億円)に上方修正している。全事業セグメントが好調に推移していることに加え、収益性の改善や一部コストの最適化が当初予想を上回っているため。完全子社化したEC支援サービスのPT Digital Distribusi Indonesiaの業績を反映させたことも利益を押し上げる見通し。また、445万2200株の株式売出しなどを実施すると開示している。
<4263> サスメド 1582 +15
3日続伸。あすか製薬ホールディングス<4886>傘下のあすか製薬(東京都千代田区)と産婦人科領域での治療用アプリの共同研究開発及び製品上市後の販売に関する契約を締結したと発表している。日本での独占的販売権をあすか製薬が獲得する。サスメドは契約一時金として2億円を受領するほか、今後の開発段階に応じたマイルストン収入として総額25億円を受領する予定。また、製品上市後は販売額に応じたロイヤリティーを受領する。
<4584> キッズバイオ 219 +50
ストップ高。開発パートナーの持田製薬<4534>が厚生労働省からがん治療領域のバイオ後続品(ペグフィルグラスチムバイオシミラー)の製造販売承認を取得したと発表している。原薬供給はキッズウェル・バイオが担当し、「ペグフィルグラスチムBS皮下注3.6mg『モチダ』」は持田製薬、「ペグフィルグラスチムBS皮下注3.6mg『ニプロ』」はニプロ<8086>が販売する。効能または効果は、がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制。
《ST》
提供:フィスコ