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【市況】株価指数先物【昼】 リバランスに伴うヘッジ対応のショートの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比280円安の3万2200円(-0.86%)前後で推移。寄り付きは3万2460円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2465円)にサヤ寄せする格好から、小動きで始まった。直後に付けた3万2480円を高値に下へのバイアスが強まり、中盤にかけて3万2160円まで下落幅を広げた。売り一巡後に3万2270円まで買い戻される場面も見られたが、終盤にかけて再び売られ、日中の安値圏での推移となっている。

 日経225先物は小動きで始まった後は、ショート優勢の展開となった。米長期金利の上昇が警戒されるなか、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]などの下げが指数の重荷となっている。一方、ニトリホールディングス <9843> [東証P]、メルカリ <4385> [東証P]がしっかりだったほか、レーザーテック <6920> [東証P]は下げに転じたものの、半導体関連株のなかで相対的な底堅さが見られており、日経平均株価の定期入れ替えに伴うリバランスの影響があると考えられる。先物市場ではヘッジ対応のショートの動きが影響しているだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.66倍に低下した。リバランスの影響から指数インパクトの大きい値がさ株の弱さが目立つなか、TOPIX優位の流れになったようだ。

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