NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
25日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも前週末終値をはさみ強含みの展開か。前週末の米国株市場では、FRB高官のタカ派的発言を受けて金融引き締め長期化が続くことへの警戒感が再燃、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4営業日続落となった。大手自動車メーカーのストライキが長引くことへの懸念もマーケットのセンチメントを悪化させた。ただ、米長期金利が4.4%台前半まで低下したことでハイテク株を中心に押し目買いが入り、両指数とも前の日の終値を上回って推移する場面もあった。特にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は取引時間中の大半をプラス圏で推移したが、終盤値を崩し小幅ながらマイナス圏で着地している。東京市場では米株市場の軟調が続いたことで、リスク回避ムードが拭えないものの、外国為替市場では一段と円安が進んでいることが相場の下支え材料となる。日経平均株価は前週末まで4営業日続落でこの間に1100円以上も下落しており、その反動で5日ぶりに反発する可能性もありそうだ。
22日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比106ドル58セント安の3万3963ドル84セントと4日続落。ナスダック総合株価指数は同12.178ポイント安の1万3211.807だった。
日程面では、きょうは8月の外食売上高、8月の全国百貨店売上高、全国証券大会、植田日銀総裁の記者会見など。海外では9月の独Ifo企業景況感指数など。なお、南アフリカ市場は休場。
出所:
MINKABU PRESS