【市況】ダウ平均は続伸 S&P500は最高値更新 米CPIにポジティブな反応=米国株概況
NY株式15日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均 39908.00(+349.89 +0.88%)
S&P500 5308.15(+61.47 +1.17%)
ナスダック 16742.39(+231.21 +1.40%)
CME日経平均先物 38680(大証終比:+300 +0.78%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸し、S&P500は終値ベースでの最高値を更新した。この日発表になった米消費者物価指数(CPI)が前月比で総合、コア指数とも0.3%の上昇と予想を下回ったことで、米株式市場はポジティブな反応を示した。FRBが注目しているとされる住居費・エネルギーを除くサービス業の物価、いわゆるスーパーコアも前月比0.4%に伸びが鈍化していた。
短期金融市場でもFRBの利下げ期待が強まり、年内2回の利下げを一時完全に織り込んだほか、9月までの利下げ開始も高確率で織り込んでいる。米国債利回りも急低下し、IT・ハイテク株が買われた。
エコノミストからは、前日の米生産者物価指数(PPI)と本日のCPIから、月末に発表される、FRBが主に参照しているPCEデフレータは2%にさらに接近するとの見方も出ている。
一方「米CPIが予想を下回ったとは言え、なお高水準であることに違いはなく、FRBの利下げへの慎重姿勢は変わらない」との指摘も出ていた。実際、本日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、もうしばらく待つ必要性に言及していた。
ボーイング<BA>が下落。米司法省は2018年と19年に起きた2件の737MAX墜落事故に関連して、米司法省と結んだ訴追延期合意(DPA)に違反したと判断した。
ゲームストップ<GME>とAMC<AMC>といったミーム株が反落。両銘柄は週明けの2日間で2倍以上に株価が上昇し、合計で約110億ドルの時価総額を増やしていたが、さすがに見直しも出ている模様。
皮膚疾患を対象としたバイオ医薬品のアーキュティス・バイオセラピューティクス<ARQT>が決算を受け大幅高。売上高が予想の3倍以上に拡大した。皮膚疾患の処方薬に対する需要が伸びた。
デジタル光通信機器のインフィネラ<INFN>が下落。1-3月期(第1四半期)の暫定決算を公表し、売上高は3.07億ドルを見込み、予想の3.37億ドルを下回る見通しを示した。また、第2四半期の1株損益は赤字を見込んでいる。
南米で決済システムを手掛けるウルグアイのディーローカル<DLO>が決算を受けNY市場で大幅安。1株利益、経常収益とも予想を下回った。為替問題でアルゼンチンからの収益が減少したことが響いた。
デル・テクノロジーズ<DELL>が上昇。アナリストが目標株価を従来の128ドルから152ドルに引き上げた。
ディズニー<DIS>が下落。アイガーCEOがコンファレンスに出席し、ディズニー+のマーケティング費用が高過ぎるため、年度末までに削減すると述べた。
デジタル医療プラットフォームのグッドRx<GDRX>が上昇。スーパーのクローガー<KR>と新たな契約を締結。
ペット向けヘルスサービスのペットコ・ヘルス&ウェルネス<WOOF>が大幅高。同社は新CEOを探しを実施する中、それを指揮する責任者にマーフィー氏を任命したことが好感された。
ボーイング<BA> 176.99(-3.77 -2.09%)
ゲームストップ<GME> 39.55(-9.20 -18.87%)
AMC<AMC> 5.48(-1.37 -20.00%)
アーキュティス<ARQT> 9.24(+1.11 +13.65%)
インフィネラ<INFN> 5.35(-0.45 -7.76%)
デル<DELL> 149.16(+15.04 +11.21%)
ディーローカル<DLO> 10.00(-3.58 -26.36%)
ディズニー<DIS> 102.77(-2.58 -2.45%)
グッドRx<GDRX> 7.27(+0.62 +9.32%)
ペトコ・ヘルス<WOOF> 2.61(+0.57 +27.94%)
アップル<AAPL> 189.72(+2.29 +1.22%)
マイクロソフト<MSFT> 423.08(+7.27 +1.75%)
アマゾン<AMZN> 185.99(-1.08 -0.58%)
アルファベットC<GOOG> 173.88(+1.95 +1.13%)
テスラ<TSLA> 173.99(-3.56 -2.01%)
メタ<META> 481.54(+9.69 +2.05%)
AMD<AMD> 159.67(+6.51 +4.25%)
エヌビディア<NVDA> 946.30(+32.74 +3.58%)
イーライリリー<LLY> 787.02(+24.34 +3.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 39908.00(+349.89 +0.88%)
S&P500 5308.15(+61.47 +1.17%)
ナスダック 16742.39(+231.21 +1.40%)
CME日経平均先物 38680(大証終比:+300 +0.78%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸し、S&P500は終値ベースでの最高値を更新した。この日発表になった米消費者物価指数(CPI)が前月比で総合、コア指数とも0.3%の上昇と予想を下回ったことで、米株式市場はポジティブな反応を示した。FRBが注目しているとされる住居費・エネルギーを除くサービス業の物価、いわゆるスーパーコアも前月比0.4%に伸びが鈍化していた。
短期金融市場でもFRBの利下げ期待が強まり、年内2回の利下げを一時完全に織り込んだほか、9月までの利下げ開始も高確率で織り込んでいる。米国債利回りも急低下し、IT・ハイテク株が買われた。
エコノミストからは、前日の米生産者物価指数(PPI)と本日のCPIから、月末に発表される、FRBが主に参照しているPCEデフレータは2%にさらに接近するとの見方も出ている。
一方「米CPIが予想を下回ったとは言え、なお高水準であることに違いはなく、FRBの利下げへの慎重姿勢は変わらない」との指摘も出ていた。実際、本日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、もうしばらく待つ必要性に言及していた。
ボーイング<BA>が下落。米司法省は2018年と19年に起きた2件の737MAX墜落事故に関連して、米司法省と結んだ訴追延期合意(DPA)に違反したと判断した。
ゲームストップ<GME>とAMC<AMC>といったミーム株が反落。両銘柄は週明けの2日間で2倍以上に株価が上昇し、合計で約110億ドルの時価総額を増やしていたが、さすがに見直しも出ている模様。
皮膚疾患を対象としたバイオ医薬品のアーキュティス・バイオセラピューティクス<ARQT>が決算を受け大幅高。売上高が予想の3倍以上に拡大した。皮膚疾患の処方薬に対する需要が伸びた。
デジタル光通信機器のインフィネラ<INFN>が下落。1-3月期(第1四半期)の暫定決算を公表し、売上高は3.07億ドルを見込み、予想の3.37億ドルを下回る見通しを示した。また、第2四半期の1株損益は赤字を見込んでいる。
南米で決済システムを手掛けるウルグアイのディーローカル<DLO>が決算を受けNY市場で大幅安。1株利益、経常収益とも予想を下回った。為替問題でアルゼンチンからの収益が減少したことが響いた。
デル・テクノロジーズ<DELL>が上昇。アナリストが目標株価を従来の128ドルから152ドルに引き上げた。
ディズニー<DIS>が下落。アイガーCEOがコンファレンスに出席し、ディズニー+のマーケティング費用が高過ぎるため、年度末までに削減すると述べた。
デジタル医療プラットフォームのグッドRx<GDRX>が上昇。スーパーのクローガー<KR>と新たな契約を締結。
ペット向けヘルスサービスのペットコ・ヘルス&ウェルネス<WOOF>が大幅高。同社は新CEOを探しを実施する中、それを指揮する責任者にマーフィー氏を任命したことが好感された。
ボーイング<BA> 176.99(-3.77 -2.09%)
ゲームストップ<GME> 39.55(-9.20 -18.87%)
AMC<AMC> 5.48(-1.37 -20.00%)
アーキュティス<ARQT> 9.24(+1.11 +13.65%)
インフィネラ<INFN> 5.35(-0.45 -7.76%)
デル<DELL> 149.16(+15.04 +11.21%)
ディーローカル<DLO> 10.00(-3.58 -26.36%)
ディズニー<DIS> 102.77(-2.58 -2.45%)
グッドRx<GDRX> 7.27(+0.62 +9.32%)
ペトコ・ヘルス<WOOF> 2.61(+0.57 +27.94%)
アップル<AAPL> 189.72(+2.29 +1.22%)
マイクロソフト<MSFT> 423.08(+7.27 +1.75%)
アマゾン<AMZN> 185.99(-1.08 -0.58%)
アルファベットC<GOOG> 173.88(+1.95 +1.13%)
テスラ<TSLA> 173.99(-3.56 -2.01%)
メタ<META> 481.54(+9.69 +2.05%)
AMD<AMD> 159.67(+6.51 +4.25%)
エヌビディア<NVDA> 946.30(+32.74 +3.58%)
イーライリリー<LLY> 787.02(+24.34 +3.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース