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【市況】アジア株 香港上海は上げ拡大、8月好調な統計受け中国経済「最悪期」脱したとの見方広がる 

アジア株 香港上海は上げ拡大、8月好調な統計受け中国経済「最悪期」脱したとの見方広がる 

東京時間11:27現在
香港ハンセン指数   18281.62(+233.70 +1.29%)
中国上海総合指数  3137.30(+10.75 +0.34%)
台湾加権指数     16838.48(+30.92 +0.18%)
韓国総合株価指数  2603.34(+30.45 +1.18%)
豪ASX200指数    7314.80(+128.25 +1.78%)

アジア株は総じて上昇、前日の米株大幅高を受け買い優勢で始まった。

中国8月の新築住宅価格が-0.29%と、前月から下落幅が拡大したことを受け、上海株と香港株は一時マイナス圏に転じる場面があったが、その後に発表された一連の好調な統計を受け上げ幅を拡大している。

中国8月の鉱工業生産、小売売上高(前年比)は予想を上回る好結果となった。8月の夏休み・旅行の影響で特に小売売上高は+4.6%と前回の+2.5%から伸び率は大きく拡大した。失業率も5.2%と前回の5.3%からやや改善した。中国当局による積極的な景気支援策の効果が出始めており、中国経済の最悪期は脱したとの見方が広まりつつある。

ただ一方で、8月の新築住宅価格は下落、不動産投資は16カ月連続で減少するなど不動産低迷は続いている。また、小売売上高の大幅な伸びは夏休みが影響したこともあり、9月は反動で失速する可能性もある。

香港株は1.29%高と急伸。原油高を受け中国石油天然気や中国海洋石油などエネルギー関連の上げが目立つ。素材や保険、医療品関連も上昇している。CG SERVICESや恒基兆業地産など不動産株の一角は下落している。

出所:MINKABU PRESS

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