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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円安の3万2470円(-0.45%)前後で推移。寄り付きは3万2520円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2585円)を下回り、売りが先行して始まった。その後はボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防を見せるなか、これを上放れる動きとなり、一時3万2660円まで買われる場面が見られた。しかし、終盤にかけて+1σ水準を下回ったことからショートの動きが強まり、3万2450円まで売られた。

 日経225先物は弱いスタートとなったが、下値の堅さが意識されるなか、ショートカバーを意識したロング優勢の展開を見せた。ただし、買い一巡後は+ボリンジャーバンドの1σ水準での値動きが続くなか、同水準を下回ったことからロングを外す動きとなり、ショート優勢となったようだ。もっとも、短期的なトレードが中心であり、前場の時点で一回転終えた格好であろう。3万2500円近辺での底堅さが意識されてくるようだと、再び+1σ水準を狙った動きが入りやすいと考えられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.79倍と横ばいで推移している。短期的なトレードが中心となるなか、スプレッド狙いの動きは限られているようである。来週には日米の金融政策決定会合を控えていることもあり、イベント通過後にはトレンドに変化が表れる可能性がありそうだ。

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