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【材料】オルソフィクスが大幅安 突然の役員の解任劇=米国株個別

 医療機器のオルソフィクス・メディカル<OFIX>は独立した外部法律顧問による調査の結果、取締役会の独立取締役全員一致でバレンタインCEOの解任を決定した。ボストヤンチッチCFOとケラン最高法務責任者(CLO)も解任した。

 バージック会長が暫定CEOに就任し、ギレスピー副社長が暫定CFOに、リーカ上席副社長が暫定CLOに就任する。

 取締役会は解任された各役員が「複数の行動規範の要件に違反し、当社の価値観や企業文化と矛盾する不適切かつ攻撃的な行為を繰り返した」と判断したという。本件は戦略、経営成績、過去に提出した財務諸表とは無関係で、影響はないとしている。

 今回の解任劇を受けてアナリストからは投資判断の引き下げも伝わっている。このニュースを予期せぬものと見ており、現時点では効果的に定量化できない不確実性の要素をもたらすと述べている。財務には影響は無さそうだが、この重大な変化の長期的な影響を理解するまでは、「買い」に戻す可能性は低いという。

【企業概要】
 脊椎・整形外科用製品の研究開発・製造を行い、米国内外で販売する。生細胞を用いた同種移植片やその他生物学的ソリューション、脊椎インプラント製品、骨成長刺激デバイス、及び骨折の治療・変形矯正・骨再建術に使用される整形外科ソリューション、手術用ナビゲーションシステム等を提供する。

(NY時間12:13)
オーソフィックス<OFIX> 13.90(-4.74 -25.42%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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