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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、インフレ指標を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      4,535.25(-4.25)
ナスダック100先物  15,665.75(-8.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は15ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


11日の主要3指数は続伸。取引中盤以降の堅調地合いによりナスダックとS&Pは2日連続で上値を伸ばし、ダウは87ドル高の34663ドルと3連騰で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化観測は一服し、長期金利の上昇を抑制。それを受け全般的に買いが入りやすく、特にハイテク関連が買われ相場をけん引した。また、原油相場が高値圏で推移するなかエネルギー関連への買いが続き、指数を押し上げた。


本日は伸び悩みか。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)は現時点で政策金利据え置きの公算で、金融引き締め長期化への警戒感は和らいだ。ただ、明日発表の消費者物価指数(CPI)は総合指数が前回から上昇、コア指数は鈍化と予想され、同指数を見極めようと様子見ムードが広がりやすい。一方、前日発表されたソフトウェア大手オラクルの6-8月期決算で売上高の伸び率鈍化が示され、ハイテク関連への買いを抑制しそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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