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【市況】株価指数先物【昼】 再びボリンジャーの+1σ水準を試してくる可能性


 日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の3万2450円(+0.52%)前後で推移。寄り付きは3万2450円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2435円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万2520円を高値に軟化すると、中盤にかけて3万2270円まで売られ、一時マイナスに転じる場面が見られた。ただし、終盤にかけてショートカバーの流れが強まり、寄り付き水準を回復した。

 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ水準に上値を抑えられるなか、ショートの流れが強まった。しかし、下値は75日移動平均線水準が支持線として機能しており、終盤にかけてショートカバーに向かわせた。ランチタイムでは3万2500円を回復してきたことから、後場はショートカバーを狙った動きにより、再び+1σ水準を試してくる可能性はありそうだ。ただし、グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移していることから、積極的なロングの動きは限られよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.81倍に上昇した。前日の終値である13.77倍で始まった後は、若干ながら日経平均型が優勢となっている。ファーストリテイリング <9983> [東証P]とソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均株価をけん引する格好である。半面、鉄鋼株が買い一巡後に弱い値動きを見せてきており、TOPIX型の重荷となっている。

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