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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:Bガレージ、ラクスル、積水ハウス

Bガレージ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ビューティガレージ <3180>  5,140円  +555 円 (+12.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 7日に決算を発表。「5-7月期(1Q)経常は53%増益で着地」が好感された。
 ビューティガレージ <3180> [東証P] が9月7日大引け後(15:00)に決算を発表。24年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比53.1%増の3.9億円に拡大し、5-10月期(上期)計画の6.5億円に対する進捗率は60.7%に達し、5年平均の50.4%も上回った。
  ⇒⇒ビューティガレージの詳しい業績推移表を見る

■ラクスル <4384>  1,538円  +120 円 (+8.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ラクスル<4384>は高い。7日の取引終了後に23年7月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を前の期比3.8倍の17億6500万円とし、従来予想のレンジ(14億~17億円)を上回る水準に見直したことが好感され買われている。売上高も従来予想のレンジ(390億~396億円)から上振れし、同20.7%増の410億1800万円となった。主力のラクスル事業でダンボールワンやノベルティー、アパレルなどの領域が拡張し、エンタープライズ向けの顧客獲得も伸長。事業好調に加え、投資効率を重視したコストコントロールの実施や法人税の税額控除適用が寄与し、業績が大きく押し上げられた。

■タツモ <6266>  3,075円  +134 円 (+4.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 タツモ<6266>が全般乱調相場の間隙を縫って大幅高、一時5.6%高の3105円まで買われ8月末の年初来高値3110円に肉薄する場面があった。貼合・剥離装置や洗浄装置などの半導体製造装置や搬送ロボットを製造している。世界的な電気自動車(EV)の普及を背景にパワー半導体向け装置需要が好調で同社の収益を押し上げ、23年12月期はトップラインが3割増、営業利益も2ケタ成長が見込まれている。直近モルガン・スタンレーMUFG証券が大量保有報告で共同保有の形で5%超の大株主に浮上したことが判明、株高思惑を助長した。

■鳥貴族ホールディングス <3193>  3,215円  +90 円 (+2.9%)  11:30現在
 鳥貴族ホールディングス<3193>が4日続伸している。7日の取引終了後に発表した8月度の月次報告で、既存店売上高が前年同月比48.4%増となり、増収基調が続いていることが好感されている。客数が同46.2%増と復調しているほか、客単価も同1.5%増と上昇した。

■積水ハウス <1928>  3,100円  +19 円 (+0.6%)  11:30現在
 積水ハウス<1928>は連日で新高値を更新した。7日の取引終了後に24年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比15.2%減の1252億3900万円となったが、直近3カ月間の5~7月期では17%の大幅増益となり、業績のモメンタム回復を期待した買いが集まったようだ。第2四半期累計の売上高は同2.7%増の1兆4624億4300万円。5~7月期では約11%の増収となった。中間期のセグメント別の業績は、国際事業が減収減益となった一方、賃貸・事業用建物事業や賃貸住宅管理事業、リフォーム事業などが堅調に推移。開発事業も伸びた。連結全体の受注高は同9.9%増の1兆5939億3700万円となった。あわせて同社は、積水ハウス建設グループの組織再編方針についても開示。積水ハウスが100%出資する中間持ち株会社「積水ハウス建設ホールディングス」を設立し、同社に積水ハウス建設事業本部の管轄事業を吸収分割する。

■メルカリ <4385>  3,169円  +16 円 (+0.5%)  11:30現在
 メルカリ<4385>やトレジャー・ファクトリー<3093>が朝安後プラスに転じた。厚生労働省が8日に発表した7月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動を考慮したベースでの1人当たりの実質賃金は前年同月比2.5%減となった。下落率は6月(1.6%)から拡大した。賃金の伸びを上回る物価高を背景に、消費者の節約志向の強まりが警戒されるなか、生活防衛関連と位置付けられる企業の業績に対するポジティブな影響を見込み、押し目買いを入れる動きがみられている。サイゼリヤ<7581>や、ディスカウント店のミスターマックス・ホールディングス<8203>、大黒天物産<2791>が底堅く、業務用食品スーパー「アミカ」を運営する大光<3160>がしっかり。

■住友不動産 <8830>  4,137円  +1 円 (+0.0%)  11:30現在
 住友不動産<8830>が7日続伸。株価は21年11月以来の水準に上昇した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。目標株価は4050円から4950円に見直した。期待インフレ率が高止まりするなかでの都心オフィス市況改善で、東京のオフィスに対する市場の警戒感が後退。同社のNAV(ネット・アセット・バリュー)ディスカウントが解消に向かうとみている。好業績企業によるオフィス拡張に加え、米国などと異なり日本ではオフィス回帰も進捗、都心5区オフィス空室率にピークアウトの兆しが出ていることなどを評価している。

■大塚ホールディングス <4578>  5,446円  -114 円 (-2.1%)  11:30現在
 大塚ホールディングス<4578>が軟調。7日の取引終了後、子会社の大塚製薬とデンマーク製薬会社ルンドベックが、成人の心的外傷後ストレス(PTSD)の効能追加を目的とした「ブレクスピプラゾール」と「セルトラリン」の併用療法に関する2つのフェーズ3試験の結果速報を発表した。このうち可変用量試験では主要評価項目を達成した半面、固定用量試験では同項目を達成できなかった。ブレクスピプラゾールを巡っては、アルツハイマー型認知症に伴う行動障害に関して今年5月に米食品医薬品局(FDA)から効能追加承認を取得している。直近の株価は6月につけた年初来高値を手前に上値の重い展開となっていたこともあり、2つの試験結果がともにポジティブなものとならなかったことを受け、目先の利益確定目的の売りが膨らんだようだ。大塚製薬とルンドベックは今回の結果を更に解析し、FDAと協議して次のステップを決めるという。

■ツクルバ <2978>  1,220円  +128 円 (+11.7%)  11:30現在
 7日に業績修正を発表。「前期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 ツクルバ <2978> [東証G] が9月7日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年7月期の経常損益(非連結)を従来予想の2億4100万円の赤字→1億5000万円の赤字(前の期は7億9500万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒ツクルバの詳しい業績推移表を見る

■カクヤスグループ <7686>  2,566円  +246 円 (+10.6%)  11:30現在
 カクヤスグループ<7686>は大幅高で5日ぶりに反発している。7日の取引終了後に発表した8月度のカクヤス単体売上高が前年同月比28.2%増となり、22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。テレビCMや交通広告などの効果もあり、家庭向け、飲食店向けともに客数及び客単価が前年実績を上回った。

■POPER <5134>  731円  +60 円 (+8.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 POPER<5134>が一時ストップ高。光通信<9435>のグループ会社が7日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、POPER株の保有割合が5.05%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入っている。保有目的は純投資。報告義務発生日は8月31日。

■ジオスター <5282>  316円  +25 円 (+8.6%)  11:30現在
 ジオスター<5282>が急反発し年初来高値を更新している。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を7億円から9億5000万円(前期比37.6%減)へ、純利益を4億円から5億6000万円(同13.2%減)へ上方修正したことが好感されている。プロジェクトの期ずれなどがあり、売上高は264億円から248億円(同1.7%減)へ下方修正したものの、上期におけるセグメント製品の売り上げ増に伴う利益の増加やプロジェクト損益の改善などが寄与する。

■構造計画研究所 <4748>  3,660円  +285 円 (+8.4%)  11:30現在
 構造計画研究所<4748>がカイ気配スタートで4連騰と気を吐いている。構造計算を祖業とする防災コンサルティング会社でクラウド製品分野の育成に力を入れている。業績は2ケタ増収増益基調にあり、23年6月期は売上高が前の期比12%増の165億8000万円、営業利益が同11%増の21億8900万円を達成しいずれも過去最高となっている。7日取引終了後、非開示だった24年6月期の業績予想を発表、売上高は前期比9%増の180億円、営業利益は同7%増の23億5000万円と連続の過去最高更新となる見通しで、これを好感する買いを呼び込んでいる。なお、年間配当は前期と並びの140円を計画、配当利回りは前日終値ベース換算で4%超と高水準。

■セキュアヴェイル <3042>  274円  +16 円 (+6.2%)  11:30現在
 セキュアヴェイル<3042>が急伸。同社は7日、子会社のLogStareがグローバルセキュリティエキスパート<4417>と協業し、中堅・中小企業で普及が進むMicrosoft365に特化したログ分析プラットフォーム及びセキュリティー診断をワンストップで提供すると発表。これが材料視されているようだ。LogStareが開発・提供する「LogStare M365」は、Microsoft365のログ収集とレポートに特化したクラウドサービス。GセキュリはLogStareと協業することで、Microsoft365に特化したセキュリティー診断を通じた課題の抽出に加え、多くの企業で対策が進んでいないログ管理や監査運用を「LogStare M365」により実現できるようになるという。

■買取王国 <3181>  1,118円  +57 円 (+5.4%)  11:30現在
 買取王国<3181>が続伸している。7日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比18.7%増と18カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。ファッションをはじめ工具、トレカ、貴金属、ホビー、高級時計などほとんどの商材が順調に推移した。これにより8月単月の売上高として過去最高となり、1月から8カ月連続で単月の売上高は各月の過去最高を更新している。

●ストップ高銘柄
 マリオン <3494>  1,383円  +300 円 (+27.7%) ストップ高   11:30現在
 新東 <5380>  2,086円  +400 円 (+23.7%) ストップ高   11:30現在
 アルファ <4760>  1,670円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在
 ネポン <7985>  2,314円  +400 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 かんなん丸 <7585>  631円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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