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【市況】粘り強いインフレがFRBの早期緩和を阻む見通し

 一部のエコノミストからは、米経済は年後半に勢いを失い、2024年初頭にはマインス成長に陥るとの見方が出ている。今年のGDP見通しは2.2%を見込む一方、来年は0.3%の伸びに留まるという。FRBの金融引き締めが米国の生産高を縮小させるのに十分なほど長く続いており、米GDPと企業利益の減少は同じ方向を向いているとしている。

 FRBが迅速に利下げに動けば景気後退は避けられるだろうが、粘り強いインフレがFRBの迅速な動きを妨げるだろう。FRBは経済的ストレスの最初の兆候に反応し過ぎるわけには行かないという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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