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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャー-1σ水準からの上放れを見極め


 日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の3万1770円(+0.85%)前後で推移。寄り付きは3万1800円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1800円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き後に上げ幅を広げ、一時3万1890円まで買われる場面が見られた。買い一巡後は上げ幅を縮めており、中盤にかけて3万1680円まで軟化した。ただし、小幅な上昇で始まった香港ハンセン指数が上げ幅を広げるなか、終盤にかけてはショートカバーが入り、寄り付き水準まで切り返してきた。

 日経平均株価はアドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]がけん引する格好となったが、いずれも買い一巡後はこう着感が強まっていることもあり、積極的なロングの動きは限られているようだ。日経225先物はボリンジャーバンドの-1σと-2σとのレンジ内で推移しており、-1σが位置する3万1870円辺りを明確に上放れてくるかを見極めるところであろう。

 また、NT倍率は先物中心限月で14.11倍に上昇して始まったものの、200日移動平均線に抑えられる格好から、その後は前日の終値水準で推移している。日経225先物が寄り付き水準を回復するなか、改めてNTロングに向かわせる可能性はありそうだ。

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