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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):ジーデップアドバンス、サカイ引越、プロジェクトCなど

ABCマート <日足> 「株探」多機能チャートより

ABCマート<2670>:8104円(-4円)
一時大幅続伸も伸び悩んでもみ合い。前日に業績予想の上方修正を発表。営業利益は440憶円から507憶円、前期比19.9%増へと引き上げた。市場予想を25憶円ほど上回っている。経済再開やインバウンド需要の回復に加えて高付加価値商品の販売増加による平均単価の改善が奏功。店舗とECのシステム統合による販売機会ロスの削減なども寄与した。一方、月次動向で好調な業績は概ね織り込み済みと思われ、株価は伸び悩んでいる。


西松屋チェ<7545>:1693円(-27円)
伸び悩んで反落。前日に月次動向を発表。8月既存店売上高は前年同月比5.1%の増加と4カ月連続で前年同月を上回り、伸び率が1%未満だった6月と7月から加速した。客足については6か月ぶりにプラスに転換した。気温の高い日が続き、夏物衣料や水遊び用品の売上が大きく伸びたほか、インターネット販売も好調だった。ただ、株価は年初来高値圏で推移していたこともあり、短期的な出尽くし感が先行している。


サカイ引越<9039>:4650円(-480円)
大幅続落。前日に既存株主による株式の売出しを発表。売出株式数は69万6000株で、上限10万4000株のオーバーアロットメントによる売出しも発表。今期第1四半期末時点の発行済み株式数に対する割合は3.78%に及び、目先の需給悪化を警戒した売りが優勢になっている。売出価格は8月29日から8月31日までの間に決定する予定。ほか、9月30日を基準日とする1対2の株式分割も発表している。


ハイデ日高<7611>:2675円(+98円)
大幅続伸。業績予想の上方修正を発表。営業利益は30億円から41.5億円、前期比6.7倍へと引き上げた。市場予想を11億円ほど上回っており好感されている。値上げで客単価が改善したほか、価格改定の実施後も客足は順調のもよう。コロナ前にあった仕事帰りの夜飲み需要も回復してきているようで、営業時間の延長も奏功しているようだ。さらに、IT化の推進や人員の適正配置による店舗効率化を背景に食材価格や光熱費などのコスト上昇にも対応できている。


ジーデップアドバンス<5885>:10430円(+1500円)
ストップ高。21日大引け後、エヌビディア製プロフェッショナルグラフィックスカード新製品の受注を開始したと発表した。同社は、NVIDIA社のパートナーネットワークにおいて最上位のエリートパートナーとなっている。今回、AIワークステーションやGPUサーバーなどにおいて最新のNVIDIA RTXTM Ada世代GPUを搭載したモデルを順次販売開始するという。本日は同リリースを好材料視する動きが広がっている。同社は、24年5月期の営業利益は前期比14.0%増の6.34億円に伸びを見込んでいる。


プロジェクトC<9246>:2230円(+179円)
大幅に続伸。SBIホールディングス<8473>がプロジェクトカンパニー株を上限34万5300株まで取得すると発表している。議決権比率は最大で5.94%。取得期間16日から10月16日まで。「公開買付けに準ずる行為として政令で定める買集め行為」に該当する。買付価格は開示しておらず、市場での株価の状況によっては上限まで買い付けを行わない可能性があるとしている。


日本情報C<4054>:929円(+62円)
大幅に3日ぶり反発。満室戦略レポート自動作成ロボ「空室対策ロボ」の販売を開始したと発表している。不動産テック事業のStudio LOC(東京都台東区)との共同開発。不動産ビッグデータとAIを駆使し、賃貸住宅ごとに異なる高度な「満室戦略レポート」をWEB上で作成できる賃貸管理会社向けの営業支援DXサービス。賃貸管理会社は、空室に困るオーナーへの提案などで管理戸数拡大につなげることが可能としている。


GENDA<9166>:2515円(+27円)
上場来高値。業務用ゲーム機の開発・製造・販売事業などを手掛けるアムジー(相模原市)が運営するアミューズメント施設の固定資産などを連結子会社のGENDA GiGO Entertainment(東京都港区)が取得すると発表している。取得価額は非開示。固定資産は札幌市にあるアミューズメント施設のアミューズメントマシンなどで、10月1日から「GiGO 札幌駅西口(仮称)」として新たにオープンする予定。
《ST》

 提供:フィスコ

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