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【市況】株価指数先物【昼】 75日線辺りが目先的なターゲット


 日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の3万1740円(+0.85%)前後で推移。寄り付きは3万1500円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1460円)を上回る形で、やや買いが先行して始まった。中盤にかけてロング優勢となり、3万1700円まで上げ幅を広げた。その後は中国市場の動向を見極めたいとの見方から軟化し、3万1390円と下落に転じる場面も見られた。ただし、香港ハンセン指数は年初来安値更新後に下落幅を縮めており、終盤にかけてショートカバーが入り、3万1750円まで切り返してきた。

 中国の中央銀行と金融規制当局が銀行幹部らと会談し、景気回復を支えるために融資を増やすよう要請したと報じられた。これを受けてハンセン指数が下げ渋るなか、日経225先物は終盤にかけてショートカバーが入ったようである。ボリンジャーバンドの-2σを上回ってきたため、-1σと75日移動平均線が位置する3万1950円処が目先的なターゲットとして意識されてきそうだ。ただし、-2σの3万1480円辺りに接近してくるようだと、再びショートを仕掛けてくる動きも考えられるため、下値の堅さを見極めつつ、短期リバウンド狙いに向かわせよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。200日線が位置する14.11倍に抑えられる格好であり、NTショートを巻き戻す動きは強まりづらい。

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