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【通貨】今日の為替市場ポイント:主要国の株安を意識してリスク選好的なドル買いは縮小する可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

18日のドル・円は、東京市場では145円88銭から145円15銭まで下落。欧米市場では145円77銭から144円93銭まで下落し、145円34銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に145円台で推移か。主要国の株安を意識してリスク選好的なドル買いは縮小する可能性がある。

日本政府・日本銀行による為替介入への警戒感は消えていないため、目先的にリスク選好的なドル買い・円売りはある程度抑制されそうだ。足元の米経済指標は強弱まちまちの内容だが、市場は小売売上高などの強いデータに着目しており、米国経済の堅調さを背景に、FRBは引き締め政策を継続するとの見方を強めている。先週公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、ほとんどの当局者がインフレの高止まりを予想していた。年内追加利上げの可能性は残されているが、今週予定されているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演で、金融政策や経済見通しなどで新味が乏しければリスク選好的なドル買いはやや後退するとの声が聞かれている。

《CS》

 提供:フィスコ

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