【特集】「宇宙開発関連」が21位にランクイン、JAXAは26日に「SLIM」の打ち上げを予定＜注目テーマ＞

★人気テーマ・ベスト１０
１　 インバウンド
２　 中国関連
３　 ホテル
４　 半導体
５　 インド関連
６　 人工知能
７　 外食
８　 ＪＰＸ日経４００
９　 半導体製造装置
１０　 生成ＡＩ

　みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が２１位にランクインしている。

　宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は８月２６日、日本初の月面着陸を目指す「ＳＬＩＭ（スリム）」の打ち上げを予定している。日本にとって月面着陸へのチャレンジは、ＪＡＸＡの「オモテナシ」が２２年１１月に断念したほか、ｉｓｐａｃｅ<9348>が今年４月に失敗した経緯があり、「ＳＬＩＭ」は３度目の挑戦となる。

　直近ではインド宇宙研究機構（ＩＳＲＯ）が７月１４日に打ち上げた「チャンドラヤーン３号」が８月下旬に月面着陸に挑戦する予定であり、インドが成功すれば旧ソ連、米国、中国に次ぐ４カ国目の月面着陸に成功した国となり、更に日本が成功すれば５カ国目となる。そのインドと日本は共同で月面探査プロジェクト「ＬＵＰＥＸ（ルペックス）」を進めており、２５年度以降に月面探査機を打ち上げる予定だ。

　月面探査に関しては、米国が主導する「アルテミス計画」が有名だが、これには日本や欧州、カナダのほか、インドも参加する。一方、中国も２２年発表の宇宙白書で宇宙産業の育成を明記するなど宇宙開発への注力を強めており、今後宇宙開発産業は更に活発化が予想されている。

　この日の関連銘柄の動きは、全般相場が冴えないなかにあって目立った動きは少ないものの、三菱重工業<7011>、ＩＮＣＬＵＳＩＶＥ<7078>が堅調な動きとなっている。

出所：MINKABU PRESS