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【材料】RIZAPグループ---「chocoZAP」の積極的な出店投資を行い1Q売上収益は増収に転じる


RIZAPグループ<2928>は14日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上収益が前年同期比2.6%増の387.25億円、営業損失は28.64億円(前年同期2.86億円)、税引前損失33.84億円(同5.93億円)、親会社株主に帰属する四半期純損失が37.20億円(同8.62億円)となった。

前期より本格展開している「コンビニジム」chocoZAP事業の拡大に引き続き注力し、先行投資のため損失は拡大したものの、売上収益は前年同期比2.6%増となり、 前々期2Q以降前年同期比で減収が続いていたが、増収に転じた。

ヘルスケア・美容セグメントはRIZAP関連事業を軸に展開している。誰もが簡単に、毎日の生活に運動習慣を定着させることができ、毎日最短5分の運動で健康効果を得ることができる新規事業「chocoZAP」を本格展開している。多くのユーザーから好評を得て、2023年6月末時点の会員数は 55万名超と急成長を続ける中、入会希望のユーザーの強い需要に即応するため、積極的な出店投資を行い、2023年6月末には720店に達している。また、既存のボディメイク事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により厳しい経営環境が継続していたが、継続型新会員制度「プライムサービス」への既存会員からの移行や新規会員の獲得が順調に進捗した結果、会員の継続率およびLTV(ユーザー一人あたりの生涯売上)が上昇し、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換が進んでいる。 以上の結果、ヘルスケア・美容セグメントの売上収益は前年同期比31.0%増の127.92億円、営業損失は30.16億円(前年同期は7.78億円の損失)となった。

ライフスタイルセグメントは、エンターテインメント商品等の小売およびリユース事業の店舗運営、インテリア雑貨、アパレルおよびアパレル雑貨、スポーツ用品の企画・開発・製造および販売、住宅・リフォーム事業をおこなっている。エンターテイメント事業においては「高収益業態への転換」をテーマに、前期より市場好況のトレーディングカードを中核商材と位置づけ拡大を進め、増収増益となった。リユース事業においては、「総合型リユースショップの地域一番店」をテーマに、高単価低粗利の高額ブランド商品への依存からの脱却と高粗利商品への注力を推し進める事業ポートフォリオの変革を行い、業績は減収増益となった。アパレル事業および雑貨事業においては、収益構造の改善のため不採算店舗の閉鎖を順次進めた。 以上の結果、ライフスタイルセグメントの売上収益は前年同期比6.0%減の190.86億円、営業利益は同36.7%減の2.65億円となった。

《NS》

 提供:フィスコ

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