【材料】日本リビング保証---23年6月期は2ケタ増収増益、HomeworthTech事業とExtendTech事業が2ケタ増収
リビング保証 <日足> 「株探」多機能チャートより
日本リビング保証<7320>は10日、2023年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比18.6%増の39.19億円、営業利益が同14.0%増の7.41億円、経常利益が同33.1%増の10.21億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.5%増の7.51億円となった。
HomeworthTech事業の売上高は前年同期比17.4%増の売上高22.56億円、セグメント利益は同7.8%増の1.20億円となった。設備保証・建物保証といった長期保証契約の獲得に引き続き注力するとともに、地震保証や資産価値保証といった新たな保証サービスの開発及びマーケティングを推進した。また、業務効率化・ストック型ビジネス転換といった住宅事業者の経営課題に対応する各種ソリューションの導入を組織的に推進することで、各クライアントとの関係深化にも引続き注力した。これらの施策により、主要なKPIである新規契約獲得金額33.16億円(前年同期比27.0%増)、前受収益・長期前受収益残高94.80億円(同21.4%増)、電子マネー発行サービスの導入社数101社(同29.5%増)・未使用残高20.97億円(同11.5%増)といずれも前年同期比で成長した。
ExtendTech事業の売上高は前年同期比30.6%増の売上高16.24億円、セグメント利益は同21.8%増の6.59億円となった。蓄電システムをはじめとした住宅用再生可能エネルギー設備に対する社会的ニーズに応える形で再生可能エネルギー領域が進展したほか、オペレーション業務の受託が拡大したことにより教育ICT領域も堅調に推移した。
「その他」の事業の売上高は前年同期比72.0%減の売上高0.38億円、セグメント損失は0.38億円(前年同期は0.03億円の損失)となった。2022年6月30日付で横浜ハウス社の全株式を譲渡し、前連結会計年度末をもって同社の連結子会社から除外している。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比23.0%増の48.20億円、営業利益が同13.3%増の8.40億円、経常利益が同3.8%増の10.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.7%増の7.79億円を見込んでいる。
《YI》
提供:フィスコ