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【市況】米国株見通し:弱含みか、金利高なら売り先行

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      4,471.75(-9.00)
ナスダック100先物  15,060.00(-35.75)


米株式先物市場でS&P500先物は、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は上昇基調となり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


11日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pはマイナスに転じ、ダウは195ドル高の35281ドルと続伸で取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)はコア指数も含め前年比、前月で強い内容となった。ただ、その後のミシガン大学消費者信頼感指数は期待インフレ率が低下し、金融引き締め継続への警戒感を和らげた。それを受け長期金利は上げ渋り、割安感の生じた銘柄を中心とした買戻しが相場を支えた。


本日は弱含みか。足元の経済指標を受け連邦準備制度理事会(FRB)による今後の利下げへの期待は根強く、売りが出やすい地合いとなりそうだ。明日発表の小売売上高は前回を上回る見通しだが、NY連銀製造業景気指数は低調とみられ、内容を見極めようと動きづらい。また、世界的な金融引き締め終了の思惑は一服し、金利高に振れれば指数を下押し。一方、前週から中国経済の不透明感が広がり、関連銘柄への売りも続きそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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