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【市況】14日の株式相場見通し=やや売り優勢か、米ハイテク株安も円安が下支え

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、強弱観対立のなかも若干売り優勢の展開が予想され、日経平均株価は3万2000円台前半から半ばのもみ合いとなりそうだ。前週末の欧州株式市場は主要国の株価指数をはじめほぼ全面安商状となった。また、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数が高安まちまちの展開だった。ディフェンシブセクターの銘柄や資源・エネルギー関連株が買われたことでダウは朝安後に切り返し続伸したものの、米金利上昇を背景にハイテク株に売りがかさみナスダック指数は反落を余儀なくされている。この日の朝方に発表された7月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率が事前コンセンサスを上回ったことで、米金融引き締め長期化への警戒感が重荷となった。東京市場では前週末に日経平均株価は反発し3万2000円台半ばまで水準を戻したが、ここからの上値は戻り売り圧力が意識され重い値動きとなりそうだ。米株市場でハイテク系グロース株が軟調な値動きとなったことで東京市場でも気勢が削がれそうだが、外国為替市場で1ドル=145円台までドル高・円安に振れたことは、輸出セクター中心に株価下支え要因となる。個別では決算発表を絡め好業績株を拾う動きが継続しそうだ。

 11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比105ドル25セント高の3万5281ドル40セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同93.137ポイント安の1万3644.849だった。

 日程面では、きょうは7月の投信概況など。なお、タイ市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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