【材料】FJネクストホールディングス---1Qは2ケタ増収、マンション販売は堅調に推移
FJネクHD <日足> 「株探」多機能チャートより
FJネクストホールディングス<8935>は3日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.7%増の209.23億円、営業利益は同9.9%減の12.87億円、経常利益は同9.7%減の12.86億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同14.9%減の8.15億円となった。
不動産開発事業の売上高は前年同期比12.2%増の177.18億円、セグメント利益は同16.9%減の9.78億円となった。「ガーラ・ステーション大森海岸」などの新築マンションの販売に注力するとともに、中古マンションの販売も積極的に行ってきた。当第1四半期における新築マンション売上高は35.97億円(109戸)、中古マンション売上高は125.45億円(497戸)、不動産賃貸収入15.61億円、その他収入0.14億円となった。
不動産管理事業の売上高は同9.8%増の9.58億円、セグメント利益は同28.3%増の2.64億円となった。自社グループ開発物件の新規管理受託や外部受注等を進め、賃貸管理戸数は18,230戸、建物管理棟数は347棟となった。
建設事業の売上高は同104.4%増の19.82億円、セグメント利益は同33.0%増の0.79億円となった。マンション建設及び大規模修繕工事は概ね計画どおりに進捗した。
旅館事業の売上高は同8.6%減の2.51億円、セグメント損失は0.43億円(前年同期は0.25億円の損失)となった。前年度において実施された観光需要喚起策「全国旅行支援」等による特需の反動減により、稼働率は前年を下回った。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比9.8%増の930億円、営業利益は同9.1%減の75億円、経常利益は同8.8%減の75億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.0%減の50億円とする期初計画を据え置いている。
なお、2023年7月19日付で実施した譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分に伴い、期中平均株式数を見直し、1株当たり当期純利益予想を変更している。
《SI》
提供:フィスコ