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【市況】株価指数先物【昼】 ランチタイムでの売り仕掛けを警戒


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の3万2080円(-0.31%)前後で推移。寄り付きは3万1950円とシカゴ日経平均先物清算値(3万31930円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。ただし、現物の寄り付き直後に付けた3万1900円を安値にショートカバーが優勢となり、中盤にかけて3万2280円まで買われ、上昇に転じる場面も見られた。買い一巡後は終盤にかけて軟化し、3万2100円辺りでのこう着を継続している。

 日経225先物は節目の3万2000円を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σまで下げたことから、買い戻しの動きに向かわせたようだ。また、「ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.A>は、フィッチ・レーティングスによる格下げ後も変わらず米国債を購入」と報じられたことも、自律反発期待に向かわせただろう。

 ただし、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで回復した後は、強弱感が対立した。また、このところはランチタイムでショートを仕掛けてくる動きが見られていることもあり、終盤にかけて持ち高調整に向かわせたとみられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.17倍に低下した。一時14.13倍まで下がり、ボリンジャーバンドの-3σと200日移動平均線が位置する14.12倍に接近している。いったんはNTショートの巻き戻す動きが意識されてきそうだ。

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